ニュース

米国男子全米プロゴルフ選手権の最新ゴルフニュースをお届け

2022年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/19〜05/22 場所:サザンヒルズCC(オクラホマ州)

タイガー・ウッズが全米プロで投入した新しいアイアンとウェッジ

タイガー・ウッズのアイアンは、2007年「全米プロゴルフ選手権」を制覇した際に大きな役割を果たしたが、今年のオクラホマ州タルサ再訪でも再び重責を担うこととなった。

残念ながら途中棄権となった今年の「全米プロゴルフ選手権」。ウッズは5番ウッドの代わりに2番アイアンをバッグに入れた。より寛容性があり弾道の高いモデルの新しい3番アイアンも投入した。

<< 下に続く >>

2007年の「全米プロ」制覇は、ウッズがツアーのストローク・ゲインド・アプローチ(グリーンを狙ったショットのスコア貢献度)で5年連続してトップに君臨した際の出来事であり、15年前のサザンヒルズCCでは、複数のホールのティショットでアイアンを使用した。その週の高温により飛距離が伸びた上、バミューダ芝のラフに入れないことが何よりも重要だったのである。

ウッズが2007年「全米プロ」の第2ラウンドでマークした「63」は、自身メジャー13勝目でアイアンの果たした役割を雄弁に物語っている。その日奪った8バーディのうち、5つは8フィート(約2.4m)以内のパットを決めた。それらのバーディで、ティショットをドライバーで打って奪ったものは1回だけだった。

それ以来、ウッズとサザンヒルズには多くの変化があったが、今大会に向けたギアの調整を見た限り、ウッズはアイアンプレーを最優先事項としていたようだ。

「言うまでもなく(2007年当時は)かなり異なるコースだった」とウッズは大会前に述べた。「アイアンを多用する全く異なるコースだった。かなり奇妙なアイアンの使い方だった。通常、パー4のティショットを6番アイアンで打つことはないけれど、あの週の僕らはそれをやったんだ。コースは長くなったし、変わりもしたから、良い試練になると思う。週が進むにつれ、どれくらい硬くなるかに興味を持っている」と話していた。

「マスターズ」で、ウッズはお馴染みのアイアンセットアップであるテーラーメイドP-7TWブレード(3番~PW)を補完するべく、テーラーメイド M3 (19度)の5番ウッドを使用した。

しかしながら、今大会は5番ウッドとブレードの3番アイアンの代わりに、テーラーメイド P770の2番アイアンと3番アイアンをバッグに入れた。いずれも、トゥルーテンパーの新しい高弾道かつ高スピン量のダイナミックゴールドMIDツアーイシューX100シャフトが装着されていた。

テーラーメイドの関係者によると、中空ボディ構造のP770ロングアイアンはウッズに、より高い寛容性、弾道、そして飛距離性能をもたらすという。それらのパフォーマンスの特徴はいうまでもなく、硬くなったサザンヒルズで大いに役立つことに。ウッズは練習ラウンドで、トレードマークとなったアイアンでのティショットを複数のホールで見せていた。

また、ウッズは「マスターズ」以降、ウェッジを新しくしている。それまではテーラーメイド MG2 TW グラインドウェッジの56度と60度を使用していたが、今は新しいMG3 TW グラインドウェッジを使用している。昨年一般販売されたMG3ウェッジは、摩擦を高めるため、溝の間に新しいマイクロリブを配する設計となっており、重心位置が高くなったことで弾道コントロールが向上している。

GolfWRX.comはウッズのバッグにどのギアが入っているか確かめた。以下はそのスペックの詳細、並びに2007年「全米プロゴルフ選手権」優勝ギアの回顧録である。

2022年「全米プロゴルフ選手権」使用ギア

ドライバー: テーラーメイド ステルスプラス(9度)
シャフト: 三菱ケミカル ディアマナD+リミテッド 60TX

3番ウッド: テーラーメイド SIMチタニウム(15度)
シャフト: 三菱ケミカル ディアマナD+リミテッド 70TX

アイアン: テーラーメイドP770(2番、3番)、テーラーメイドP7TW(4番~PW)
シャフト: トゥルーテンパー ダイナミックゴールドMIDツアーイシュー X100(2番、3番)、トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシューX100(4番~PW)

ウェッジ: テーラーメイドMG3(56度、60度)
シャフト: トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシューS400

パター: スコッティキャメロン ニューポート2 GSSプロトタイプ

ボール: ブリヂストン ツアーB XS

グリップ: ゴルフプライド ツアーベルベット コード58R

2007年「全米プロゴルフ選手権」優勝ギア

ドライバー: ナイキ サスクワッチ ツアー460(7.5度)
シャフト: 三菱ケミカル ディアマナ ブルー 83TX

3番ウッド: ナイキ サスクワッチ II(15度)
シャフト: 三菱ケミカル ディアマナ ブルー 103TX

アイアン: ナイキ フォージドブレード(2番~PW)
シャフト: トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシューX100

ウェッジ: ナイキ プロ コンボ(56度)、ナイキSV(60度)
シャフト: トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシューS400

パター: スコッティキャメロン ニューポート2 GSSプロトタイプ

ボール: ナイキ ワンプラチナム TW

グリップ: ゴルフプライド ツアーベルベット コード

(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

関連リンク

2022年 全米プロゴルフ選手権



あなたにおすすめ

特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

新着記事


ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!