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2022年 ウェルズファーゴ選手権
期間:05/05〜05/08 場所:TPCポトマック(メリーランド州)

PGAツアーきってのパターの名手が教える極意

2018年にPGAツアーに参戦し、翌年と20年にストローク・ゲインド:パッティングで1位になったデニー・マッカーシーは世界最高のパターの名手として、不動の地位を築いた。

今週、マッカーシーは自身が生まれたメリーランド州タコマパークからわずか14マイルのアヴェネルにあるTPCポトマックで開催される「ウェルズファーゴ選手権」に出場。GolfWRX.comは29歳が大会に備える中、彼のグリーン上でのメンタリティーや、どの様に準備をしているのか、そして、多くのアマチュアゴルファーがパッティングで苦戦している要因について聞いた。

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以下は、最高のパター巧者の一人であるマッカーシーとのパッティング談義で我々が得た5つのキーポイントである。

(1)“生涯”のパターを見つけよ

マッカーシーは現在、マレット型のスコッティキャメロン GoLo N7ツアー専用モデルのパターを使用している。このパターはブラック仕上げで、白いアライメントラインが入っており、カスタム仕様のロングネック。柔らかい打感と静かな打音を実現するべく、深めのミリングが施されている。

彼は毎週、全く同じパターを使用しているわけではなく、感触やグリーンの速度に応じて微妙に異なるバリエーションを用いているが、パターヘッドに関しては同じスタイルの物を使い続けている。バージニア大でプレーしていた頃から、一貫してGoLoマレットモデルを使用しているのである。

「僕は10種類のGoLoヘッドを持っているんだ」とマッカーシーはGolfWRX.comに語った。「ただ、黒いマレットで白い線が入っていて、フェースに溝がある点は一貫しているね。その上で、グリーンの速さに応じて、ネックの形状や重量を変えることはあるけれど、ヘッドやその見た目は同じままにしたいんだ」

「子どもの頃、少しだけブレード型のパターを使ったことがあって、その後、オデッセイの古いマレット型のロッシーを使っていた。大学ではしばらく(テーラーメイドの)スパイダーを使っていて、その後、GoLoに落ち着いたんだ。試行錯誤の繰り返しだったね。オデッセイやスパイダーといったマレットで良いパッティングができていて、その流れでGoLoや、このパターの全てが気に入ったんだ。『僕にとって生涯のパターとなるな』という感じだったんだ。僕にとってはとにかくルックス、特に地面への座り具合が重要だった」

色々なパターを試してみるのは楽しいし、有益なことではあるが、ひとたび自分のストロークと好みに合うパターを見つけたならば、それを使い続けるのが最良かもしれない。

(2)ゲートの間を通す

「(タイガー・ウッズから)拝借したんだ」とマッカーシーはGolfWRXに言った。

ウッズと同様、マッカーシーはティ2本をゲートにするパッティングドリルを好んでおり、これにより、フェースをスクエアに構え、中心でコンタクトしやすくしている。

このドリルは簡単に準備できる。まず、ストレートなラインでボールをカップから1.5メートルほど離れた位置に置く。そのボールに対してパターヘッドを構えた際、ティペグをパターヘッドのトウ側とヒール側の近い位置に刺す。その状態で、ティのゲートの内側でインパクトするように、パターヘッドを動かしてパッティングをするのである。

これはボールに対して安定して中心でインパクトするストロークを養うための、簡単な練習方法である。

(3)アライメントを整えよ

最高のパッティングストロークの持ち主ではあるとはいえ、マッカーシーはアライメントがずれていると、自身のストロークも若干“こすり気味”になることがあると明かした。GolfWRX.comに述べたところによると、彼のスタンスはアドレスでオープンになりやすい傾向にあり、それがアウトサイド・インのストロークを助長し、インパクトでフェースが開きすぎてしまうとのこと。これは、短く右へ外す原因となる。

この問題を解消する手立てとして、マッカーシーは単純にアライメントスティックを使い、ターゲットラインと両足のラインを平行にそろえるようにしている。これにより、彼はスタンスをスクエアに保つことに集中しやすくなり、自由で流れるようなパッティングストロークを繰り出せるようになるのである。

(4)内なる感性を目覚めさせよ

マッカーシーは「パッティングは科学ではなく、どちらかと言えばアートとしてとり扱われるべきだ」と述べた。

マッカーシーはパッティングのプロセスの一環として、ゴルフボールとカップの間にグリーン上のちょっとした跡や色の違う芝など目印となるターゲットを設定している。その上で、その中間のターゲットにボールを向け、素振りをすることなく、内なる感性に任せてストロークしている。

「科学ではなく、もっとアートの形で捉えるべきだね」とマッカーシー。「完璧なストロークをしなくても良いんだ。僕のストロークは完璧ではない。僕がパターを得意としているのは、グリーンが良く見えるからであり、目印をたどって、それをどちらかと言うとアートの形で捉えているからなんだ。僕は何かの跡やボールマークみたいに、自分のライン上にある目立つ目印を選び出している。その上で、僕はボールをその周辺に合わせ、自分のストロークがどうしているかに頭を悩ませるのではなく、パットの軌跡を見るようにしているんだ」

確実にターゲットに狙いを定められるよう、マッカーシーは黒いマジックを使い、ゴルフボールに線を引いている。その線をターゲットに合わせ、線が一直線に転がるようにパットを打っているのである。

これは一般的な方法だが、マッカーシーのやり方は少し異なっている。線の全てが上から見えるようにボールをセットするのではなく、線をターゲット側に向けた状態でセットしている。彼はこれについて、参考のために線を必要としてはいるものの、ストローク中の唯一の焦点にはしたくないためだと説明した。

覚えておいてほしいのは、彼がパットをアートと捉えている点だ。線を気にし過ぎると、ストロークを制限してしまい、反動性が弱まってしまうのである。

(5)入れに行くべし

もちろん、誰もが世界最高のパターの名手と同じ自信を持てるわけではないが、気の持ちようを変えるだけでも、効果は絶大である。

「全てのパットに対し、僕は決め切るような気持ちで向かっている」とマッカーシーはGolfWRX.comに述べた。「僕は決めるつもりでパットに入っている。僕はホールの近くに寄ってくれればとは思っていないんだ。僕はバーディパットを決めるためにグリーンへ上がっているし、僕にはどんなパットも決められそうに見えるんだ」

「“なんてこった、きょうの俺のパットは最悪だ。この距離を何度も外しているぞ”と思うのではなく、パットを楽しんでほしい。(ネガティブになるのではなく)グリーンへ行ってターゲットを選んだら、自信を持って良いパットを打ってほしいね。大切なのは結果ではなく、過程なんだ。大切なのは、自分の見たものと良いパットを打ったというプロセスなんだよ。一度パットを打ってしまえば、もう自分にできることは何もないんだ。自分では制御できなくなるからね。自分で制御できる全てのことを上手にこなせれば、あとは大船に乗った気でいられるんだよ」

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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