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フリートウッドのボール変更が効果を発揮

視認性を高め、パットをラインに打ち出すのをアシストするためのグラフィックの入ったボールは、リッキー・ファウラーフィル・ミケルソンが使っていることで知られているが、トミー・フリートウッドもアライメント補助が強化されたボールを使用する選手の仲間入りをした。

フリートウッドは10月の「CJカップ@サミット」で、テーラーメイドのTP5x Pixボールを実戦投入し、その後もこのボールを使い続けている。次戦の「ZOZO選手権」でトップ10入りに一役買ったこのボールへの移行には、興味深い背景があった。

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多くのゴルファーがそうするように、このイングランド人選手もゴルフボールに黒いマジックで引いた線をパッティングのアライメント補助としていた。しかしながら、最近コーチと行ったパッティングの練習セッションで、しばしばアライメントがずれていることに気がついた。ターゲットに線を合わせるのに苦労していたのである。

テーラーメイドのPixボールには、クリアパスと呼ばれるイラストレーション技術が搭載されており、アライメントをアシストしている。

もちろん、フリートウッドはいきなりボールを一挙に変更したわけではない。こうした大きな変更は通常、膨大なテスティングを経て行われる。

「このレベル、特に用具にこだわるトミーのような選手になると、コースでのパフォーマンスが向上すると分かった上でないと、変更はしません」と、テーラーメイドの上級ツアーレップであるエイドリアン・リートベルドは述べた。「変更を目的とした変更というのはありませんが、トミーはそれなしではパフォーマンスが損なわれると感じると、即座にその用具を実戦に投入します」

フリートウッドは元々、Pixボールを練習用に使用しており、さらにクリアパスの効果を強化するため、黒マジックで線を引いていた。その後、彼は「CJカップ」が開催されたサミットでの練習ラウンドのバックナインで、TP5x Pixとそれまで使っていたTP5xを使い、トラックマンでそれぞれのショットを計測した。

「彼はPixボールがそれまで使用していたTP5xと全く同じパフォーマンスを示すことを確信する必要があったのです。もちろん、我々はこの2つのゴルフボールが同一であり、唯一の違いは、カバーのマーキングであることは承知していました。しかし、このレベルになると、彼らは隅々まで調べ尽くすものなのです」とリートベルド。

パフォーマンスの観点から、フリートウッドはPixボールとPixでない通常のTP5xボールに違いのないことを確かめ、アライメント補助は歓迎すべきものとなった。

(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR
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