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ブライソン・デシャンボーの「世界ドラコン選手権」使用ドライバーとは

ブライソン・デシャンボーがプロフェッショナル・ロング・ドライバーズ協会(PLDA)主催の「ワールドチャンピオンシップ・ドラコン選手権(世界ドラコン選手権)」(ネバダ州メスキート)に出場。9月28日(火)のオープニングラウンドから400yd超えのドライブを記録した。

「ライダーカップ」を終えたわずか数日後に、デシャンボーが満を持してドラコンのプロ選手に挑んだ戦いは、世界の注目を集めた。ゴルフ科学者のファンは、PGAツアーきっての飛ばし屋が、飛ばしで生計を立てる猛者たちに対し、どのような戦いを見せるのか興味津々だった。

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そこまで精度を気にしなくて良い分、デシャンボーはできる限りゴルフボールを飛ばす上でどのようなセットアップに変更するのか、という点もまた興味の対象だった。

コブラのベン・ショーミンによると、デシャンボーはロフト角5度のコブラ ラッドスピード ドライバーを使用する、としていた(2021年シーズンの大半で2015年モデルのコブラ キングLTDプロドライバーを使用した)。このクラブにはマイフライのロフト可変スリーブが装着されていることから、クラブの表示ロフトである5.5度から、0.5度ロフトを立たせたのではないかと推測される。マイフライの調整機能を使用すると、デシャンボーは4度までロフトを立てることができる。

ショーミンはPGATOUR.com に対し、「我々は可変ウェートを取り外し、ヘッド全体の重量を軽くすることで、内部重量の変動を大きくできるようにしました」と語った。

ショーミンによると、デシャンボーは190gのヘッドに、PGAツアーで使用するLAゴルフ アクシスブルー 60 Xシャフトの48インチ版を装着しているという。

クラブヘッドについて興味深いのは、ウェートポートとホットメルトの2点である。

それなりの寛容性を残しつつ、ボール初速を最大化するため、販売されている通常モデルのコブラ ラッドスピード ドライバーには、フェース付近に12g、そしてクラブ後方に2gのウェートが装着されている。コブラのラッドスピード ドライバーは、放射状の重量配分を採用することで、前後のウェートを通じ、飛距離を最大化しつつ高い安定性の実現を可能にした。さらに、Tバー・スピード・シャーシを採用したラッドスピード ドライバーは、軽量化のため薄層化カーボンラッピングをクラウンに使用している。

一見すると何も変わらないようだが、デシャンボーのプロトタイプドライバーは、これらのウェートが装着されていない。その代わり、ウェートが収まっていたスペースには、軽量の金属が埋め込まれているようだ。これによりコブラのチームは、浮いた13~14gのウェートをクラブ内部で、デシャンボーが好む打ち出し角と打感を実現する位置に配している。

ショーミンとコブラのチームは、ラッドスピードの可変ウェートに頼るのではなく、“内部重量移動”にあたるホットメルトという古式ゆかしい手法(とはいえ、今でも広く使われている方法)を選択したのである。

ギアマニアの間で“ラットグルー”とも呼ばれているが、これはホットグルーガンと長いノズルを使って、クラブヘッドにホットメルトを注入するためのものだ。

ホットメルトは客観的及び主観的な理由により使用されている。主観的には、熱可塑性接着剤をドライバー内部へ入れることで、クラブの打音と打感を選手の好みに近づけることができる。客観的側面としては、ホットメルトをクラブのトゥ側に注入するとフェード寄りになり、ヒール側に注入するとドロー寄りに。フェース側に注入するとスピン量と弾道が低くなり、後方に注入すると寛容性と打ち出し角が高くなるという事実がある。これは、選手たちが鉛テープを貼ってクラブの重心位置をずらし、打ち出すボール弾道を変えているのに似ている。

この複雑なレシピとデシャンボーの高打ち出し低スピンという目標が、“ラットグルー”をどこに配置するかという公式を決定している。ブライソンが飛距離を出すためにドロー寄りのセッティングを好むのか、フェード系を好むのか定かではなく、ホットメルトが特定のボール弾道を促進するために使用されたかどうかも定かではないが、コブラはブライソンの目指すスピン量や打ち出し角を明かさなかったものの、彼が低スピンと高打ち出し角を求めているとの推測に間違いはないだろう。最近のインスタグラム投稿によると、デシャンボーはスピン量2144rpm、打ち出し角8.8度のドライブで、383.1ydのキャリーを計測している。

(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)

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情報提供:PGA TOUR

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