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2021年 BMW選手権
期間:08/26〜08/29 場所:ケイブスバレーGC(メリーランド州)

「BMW選手権」でロリー・マキロイがギアを変更したワケ

フェデックスカップ2勝のロリー・マキロイは「BMW選手権」でいくつかの使用ギアを変更して臨み、初日には8アンダー「64」をマークする猛烈なスタートダッシュを見せた(編注・最終成績は4位)。

前週の「ザ・ノーザントラスト」を不本意な43位タイで終えたマキロイは、プレーオフ第2戦を前にいくつかの決断を下さなければならなかったことを明かした。

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マキロイは車庫を手早く物色したことで目的を達成したといい、メディアに対し、古いギアを漁ることでいくつか大きな変更を行い、これには“新たな古い3番ウッド”も含まれると言った。

「実は、これは僕が昨年使用した3番ウッドなんだ」とマキロイ。「ノーザントラストの後、月曜の夜にフロリダの自宅へ帰り、車庫でクラブを物色し、古いパターや古い3番ウッドを取り出し、それにいくつかドライバーのシャフトも取り出して見たのだけど、今日(初日)はドライバーの新シャフトが機能したようだったね」と話した。

3番ウッドの変更に加え、マキロイはテーラーメイドSIM2ドライバーにグラファイトデザイン ツアーAD XCシャフトを装着した。この新しいセットアップによりスピン量は減りつつ、これまで通り一貫してドローボールが打てるようになったという。

「ドライバーのスピン量が少し多すぎると感じていて、前週は風に向かって打った際、何度かボールが高く上がり過ぎてしまったんだ。そして、ティショットでカットに打とうとした時も、どうも気持ち良く打てなかったんだ。というのも、カットで打つとあまりに飛距離をロスするんじゃないかと感じていたんだ」

もうひとつの大きな変更点は、マキロイによるテーラーメイド スパイダーパターへの回帰だった。4度のメジャー王者は、最近スコッティキャメロンのブレード型にパターを変えていたが、パターの調子が悪い日のブレード型はダメージがあまりに大きいと感じ、スパイダーに戻したのである。

「僕は(キャディの)ハリー(ダイアモンド)に前週大会の初日を終えた際、スパイダーに戻そうと思っていると伝えたんだ」とマキロイ。「そして、その後の2日間はブレード型を使い、グリーン上で4ストロークをゲインした(フィールドに対しパットで4打稼いだ)のだけど、ブレード型には、調子がいい日はかなり良いが、悪い日はかなり悪くなるという点があるんだ。僕にとってはかなり一貫性が低いんだ。このスタイルのパターは、正しいストロークで良いパットを打つには、家でブレード型を使って練習しなければならない、みたいな感じなんだ」

さらに、マキロイはちょっとした中断をはさんで再投入したマレット型があまりにやさしく感じられたため、自宅ではブレード型で練習し、トーナメントではスパイダーを使用することになるかもしないと明かした。

「ラインに打ち出せていないように感じたんだ。どこかでやっているレッスンみたいな感じで、自宅で練習する時はブレードを使い、試合ではもう少しテクノロジーの詰まったパターを使う、というよにね」

ドライバーのシャフトを変更したマキロイは、BWM選手権の第1ラウンドで、ケイブスバレーGCのフェアウェイを1回しか外さなかった。また、スパイダーに戻したことで、グリーン上で3ストロークをゲインした。

(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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