2022年「全米プロ」はオクラホマ州サザンヒルズCCで開催 トランプ氏ゴルフ場から変更
PGAツアー選手が選んだ「SIM2」とシャフト DJ、マキロイのマッチング
テーラーメイドは前週、正式に「SIM2」シリーズのドライバーとメタルウッドを発表したが、実際にはもう数カ月前からこの話題で持ちきりだった。前作の「SIM」が、ツアーやフィッティング施設でヘビー級王者のごとき存在感を放ったからだ。
しかし、これまで我々が見てきたとおり、カールスバッドを拠点とする同社の開発者たちは、これまで常に限界を引き上げてきた。今回の「SIM2」は、ヘッドの安定性と寛容性の向上に重きが置かれている。クラブヘッドの外部構造のほとんどがカーボンファイバーで構成され、新たな重量配置システムを搭載したこのクラブは、これまでテーラーメイドが世に出してきたクラブ同様に高初速を期待させ、これまでにない寛容性を実現した。
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“ツアーシーディング”と呼ばれる、クラブを選手たちに手渡すプロセスはテーラーメイドの慣例どおりに11月初旬に始まった。この新製品は瞬く間に契約選手たちの間でヒット製品となった。全体的なフィードバックは明らかに熱気を帯びたものとなり、適正なスピン量とフェース全体に行き届いた寛容性が好評を博した。どんなツアー選手にもミスはあるが、彼らからはトゥやヒール側でミスヒットした際も適正なスピン量が保たれるだけでなく、最終的にはボールをインプレーに保つことができるというフィードバックが寄せられた。
「このシリーズのドライバーの能力の全体像を把握するにはまだ早い段階にありますが、これまでのところ、寛容性が明らかに向上し、初速がアップしたという声を私は耳にしています」と、テーラーメイドのグローバルツアースポーツマーケティング部長のクリス・トロットは述べた。「シーズンが進むなかで、我々は何を目の当たりにするかについて興奮しています。引き続き注目していてください」
以下は、この新製品に乗り換えた契約選手及び非契約選手のリストであり、各選手が使用しているドライバーの一覧である。
テーラーメイド契約選手
ダスティン・ジョンソン(セントリートーナメントofチャンピオンズで実戦投入)
「SIM2」(ロフト10.5度) シャフト:藤倉コンポジット スピーダー エボリューション 661X
コリン・モリカワ(ソニーオープンinハワイ)
「SIM2」(10.5度を9度に調整) 三菱ケミカル ディアマナD+ 60TX
マイケル・グリジック(ソニーオープンinハワイで実戦投入)
「SIM2」(9度) 三菱ケミカル クロカゲXT 60TX
ニック・テイラー(ソニーオープンinハワイで実戦投入)
「SIM2」(10.5度) 藤倉コンポジット アトモスブルー 6X
ロリー・マキロイ(アブダビHSBC選手権)
「SIM2」(10.5度を8.5度に調整) 藤倉コンポジット VENTUS BK 6X
トミー・フリートウッド(アブダビHSBC選手権)
「SIM2」と「SIM2 MAX」(10.5度を8.5度に調整) 三菱ケミカル ディアマナDF
マシュー・ウルフ(ファーマーズインシュランスオープンで実戦投入予定)
「SIM2」(9度) グラファイトデザイン ツアーAD TP 7TX
非契約選手
クリス・ベーカー「SIM2」(9度)
ジェームズ・ハーン「SIM2」(8度)
ジム・ハーマン「SIM2 MAX」(9度)
カン・スン「SIM2」(9度)
ダニー・リー「SIM2」(9度)
ブレンダン・スティール「SIM2」(9度)
D.J.トレイハン「SIM2」(9度)
(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)