マスターズ覇者バッバ・ワトソンの日本ツアー出場を発表
マキロイが2度目のPGA年間最優秀選手賞受賞
今シーズンの「全英オープン」、「全米プロゴルフ選手権」を3週間というスパンに優勝したロリー・マキロイが、PGA・オブ・アメリカ年間最優秀選手賞を受賞した。マキロイが年間最優秀選手賞とバードン・トロフィーを獲得したのは、直近3年で2回目。シーズン終了後に発表される賞は、PGAツアーで最も輝かしい成績を収めた選手にPGA・オブ・アメリカから贈られる。
マキロイはメジャー2勝の間に、「WGCブリヂストンインビテーショナル」でも優勝。PGAツアー賞金ランキング1位、フェデックスカップランキング3位で今シーズンを終えた。今シーズン66ラウンドをプレーしたマキロイは、アジャステッドスコアリングで平均68.82という数字を記録。61ラウンドを消化したセルヒオ・ガルシアの平均68.95よりも好スコアをマークし、年間最少平均ストークを記録した選手に贈られるバードン・トロフィーを獲得した(2度目)。
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マキロイは年間3勝で70ポイント、メジャー2勝で50ポイント、賞金ランキング1位で20ポイント、そしてバードン・トロフィー受賞で20ポイントを合わせて、合計160ポイントを獲得。年間最優秀選手賞を決めるポイントランキング2位とした「マスターズ」王者バッバ・ワトソン(62ポイント)に大差をつけての受賞となった。3位には「全米オープン」優勝のマーティン・カイマー(52ポイント)、4位にはツアー3勝をあげたジミー・ウォーカー(46ポイント)がランクインした。
PGA・オブ・アメリカは、1948年からベストプレーヤーの称号を得た選手に、年間最優秀選手賞を授与している。年間最優秀選手賞は、大会優勝、賞金ランキング、スコアリングアベレージにより与えられる合計ポイント順で決まるシステムを採用しており、2013-14シーズンは、2013年10月13日が最終日の「フライズドットコムオープン」から、2014年9月14日が最終日の「ツアー選手権byコカ・コーラ」までがポイント対象大会となった。
PGA・オブ・アメリカは、英国の伝説的ゴルファーであるハリー・バードンの偉業を称える為、1937年から年間最少平均ストロークを記録したツアープロ選手にバードン・トロフィーを贈っている。同トロフィー受賞の対象者は、PGAツアーがスポンサーの大会で、年間60ラウンド以上(終了せずに終わったラウンドはカウントしない)をこなした選手。アジャステッドスコアは、各大会での平均スコアをもとにコンピューターが算出する。
PGAツアーは、ツアープロ選手達による投票で決まる年間最優秀選手賞も認めている。投票はツアー選手権終了後に締め切られ、ジャック・ニクラス・トロフィーを受賞するPGAツアー年間最優秀選手は、2014-15シーズン開幕前に発表される。