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苦闘の末に復帰戦初日は「74」 ウッズは何を語ったか?

3ヶ月以上の戦線離脱を経たタイガー・ウッズは、復帰後初の試合で錆びついたゲーム展開をすると思われていた。実際のところ、その通りだった。

コングレッショナルCC(メリーランド州)での「クイッケンローンズ・ナショナル」初日、ウッズは3オーバーの「74」でホールアウト。最初の12ホールで7ボギーを叩いたのち、3つのバーディを奪取。自身がラウンドを終えた時点では、首位と7打差の77位タイだった(注:1日目終了時点では首位から8打差の83位タイ)。

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ウッズは「競争意識を持ってプレーするという点で試合のリズムをつかむのが大変だった」と振り返った。「お金とかモノのために仲間と1日中プレーすることもあるけど、今回はそれとは違う。レベルが違ったという意味で、トーナメントのゴルフとも同じではなかった。レベルが違った。アドレナリンが出て、自宅でプレーする時よりもボールが飛んでしまったんだよ」。

「残念ながら、試合勘を取り戻すには時間がかかったね。(試合の)感覚が失われていた」。

この日のウッズは、ドライバーの調子はほぼ良かった。14ホール中9ホールでフェアウェイをキープしたが、アイアンショットやショートゲームに苦戦した。パーオンしたのは18ホール中10ホールで、パット数は31だった。

今年3月9日の「WGCキャデラック選手権」最終ラウンド以来初となる今大会初日、ウッズはスタートからペースが上がらず、序盤2ホール(10番と11番)でボギーが先行し、前半を「39」で回った。

「小さなミスを重ねすぎてしまった」と振り返るウッズ。「だからスコアが意味するものよりもはるかに良いプレーをした。これは良かった点だね」。

元世界ランキング1位のウッズにとっては良い兆しもある。

初日のプレー中には6オーバーでリーダーボードの最下位まで落ちた瞬間もあったが、後半では持ち直すべく、5ホール中3ホールでバーディを獲った。

さらに重要なのは、腰の状態は良いとウッズ自身が話したことだ。今大会は、3月終わりに腰の収縮した神経(から来る痛み)を緩和すべく椎間板除去手術を受けてから初めての試合だったのだ。

「もう問題はないんだ。ズキズキとした痛みとかもない。最高の気分だよ」

情報提供:PGA TOUR

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