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タイガー・ウッズが3季ぶりの「65」 68位→9位に浮上

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 3日目(12日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189yd(パー72)

カットライン上で決勝ラウンドに進んだタイガー・ウッズが猛チャージを見せた。ショットとパットが噛み合った結果、68位タイから8バーディ、1ボギーで回り、ここ3シーズンでベストスコアとなる「65」をマーク。通算8アンダーとして9位タイに浮上した。

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「やっといいスタートが切れた。最初の2ホールでバーディを獲れて、そこから勢いに乗ったんだ」。最終組のティオフから約6時間前に1番ティに立ったウッズは、まず4.5mのフックラインを沈め、続く2番(パー5)は2mのチャンスを逃さなかった。その後もスコアを伸ばし前半アウトで「30」を記録した。

ティショットを右サイドの傾斜の強いラフに曲げた14番をボギーとするなど、終盤にかけて取りこぼしがあったが、「65」は過去2勝を挙げた当地でのベストスコア。また、18ホールを同スコア以下でまとめたのは2015年8月の「ウィンダム選手権」(第1ラウンド「64」、2ラウンド「65」)以来となった。

グリーン上でのプレーがさえた。「71」だった2日目に決めた18ホールのパットの合計距離が59.4フィートだったのに対し、この日は7番を終えた段階で64.3フィート(18ホールでは99.3フィート)を沈めた。

一方でウッズは「質のいいショットをいくつも打てた」と自賛した。ティショットで3Iを多用し、確実にチャンスメーク。「きょうはウォーミングアップの時にすごく快適に思えた。いい球が打てたし、ドローもフェードもコントロールできていた」という。「まあ、それで試合でいい時もあれば、悪いときもあるんだけど。父(故アールさん)には『ウォーミングアップは、ただリラックスして体を温めるくらいのもの』と言われていた。でも、僕も多くの選手と同じように、どういうプレーができるかという予兆に感じていた」

トップを快走するウェブ・シンプソンとは11打差あるが、“第5のメジャー”でのロースコアは、ウッズの復調を実感させるひとつの指標に違いない。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)

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