スピース、1打差で首位のカイマーを追う
2014/05/10 11:40
TPCソーグラス(フロリダ州)での「ザ・プレーヤーズ選手権」に初出場したジョーダン・スピース。彼は大会2日目を6アンダーの「66」で終え、暫定首位のマーティン・カイマーから1打差の2位で決勝ラウンドへと駒を進める。
大会2日目を終えた時点で、スピースは通算11アンダーの単独2位。首位のカイマーは通算12アンダーだ。彼らは3日目、現地時間の午後2時45分からツーサムの最終組でプレーする予定だ。
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米テキサス州出身で現在20歳のスピースは昨年、19歳で「ジョンディアクラシック」を制し、先月の「マスターズ」では2位でフィニッシュ。今大会では初日、2日目ともボギーとは無縁だ。72ホールの記録保持者は、1994年大会で1ボギーだけだったグレッグ・ノーマン。彼は同大会で優勝した。
「今は自分の戦いぶりに満足している」と、スピース。「でもまだ折り返し地点。後半もこれまでのようにプレーできれば、素晴らしい結果になると思う」。
大会2日目は午後にティオフし、「67」をマークした初日とほぼ同じ展開を見せたスピース。フェアウェイキープ(11)もパーオン(13)もそれぞれ初日と同じ数を記録し、パットも同程度。この日のバーディパットはすべて約3メートル以内からと、ショートゲームも好調だった。
「ボールの当たりはかなりいいね」と、スピース。
大会3日目は、彼同様に好調なプレーヤーと一緒に回る。2010年の「全米プロゴルフ選手権」覇者のカイマーは今大会初日、歴代のコース記録でもある「63」をマーク。2日目も「69」と堅調だった。
「初日の9アンダーの好成績もあるから、かなりいい感じだと思う」と、カイマー。彼は「全米プロゴルフ選手権」の初勝利に続き、PGAツアー2勝目を狙っている。
カイマーにはこの大会で初日から首位を独走していた5人目の完全勝利となる可能性もあるが、本人は折り返し地点に過ぎないと自覚している。
「初日や2日目を終えた時点で首位に立っていても、優勝するかはまた別の話だ」と、カイマー。「昨日(初日)の自分のように、9アンダーや10アンダーで回れる人は他にもいる。誰が優勝するかはまだわからないよ」。
とはいえ、カイマーとスピースが後続集団に差をつけているのは間違いない。ラッセル・ヘンリーは8アンダーで単独3位、6アンダーの4位タイにはジム・フューリック、リー・ウェストウッド、セルヒオ・ガルシア、ジャスティン・ローズ、ゲーリー・ウッドランドの5人がいる。
「マーティンはいいプレーをしている。今朝のラウンドも素晴らしかった」と、ガルシア。「今日の午後のジョーダンのラウンドも最高だった。大変だったとは思うけどね。“66”をマークした人はそういなかったから」。