“逆転の”ブラッドリー 「2打差の位置は好ましいね」
2014年 チューリッヒクラシック
期間:04/24〜04/27 場所:TPCルイジアナ(ルイジアナ州)
大会前の疲れを見せぬ、ポール・ケーシーの好プレー
2014/04/27 12:02
By D.J. Piehowski, PGATOUR.COM
ポール・ケーシーにとって、TPCルイジアナで初めてプレーした日を振り返るのは簡単だ。それはたった3日前のことだから。
ケーシーは今大会の「チューリッヒクラシック」にスポンサー推薦枠で出場。彼は当初、月曜日にTPCルイジアナに到着する予定だったが、日曜日の夜のフライトが遅れたため、予定を変更して米アリゾナ州フェニックスの自宅へ戻る羽目に。火曜日の朝には、グリーンカードの手続きでロサンゼルスに向かわなければならなかったのだ。
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水曜日の午後にニューオーリンズの地を踏んだ時の彼は、コースに出るにはあまりにも疲れ切っていた。さらに翌日の大会初日には、朝7時からプレーすることが決まっていた。
「ぶっつけ本番で臨んだわけだけど、うまくいってるよ」と、ケーシー。彼は大会3日目を「64」で回り、現在7位タイにつけている。「(コースのことを)詳しく知ろうとはしてないんだ。まあ、“知らない方がいいってこともある”って感じで行こうとしてるよ」。
今大会の会場TPCルイジアナが、ピート・ダイが設計したゴルフコースであることもケーシーの好調ぶりに拍車をかけている。彼がよくプレーしていたアリゾナ州立大学のASUカーステン・ゴルフコースもまた、ダイの手によるものだ。
「ダイのコースには馴染みがあるし、彼がどう考えるかもわかっている。自分でもとてもやりやすいと思っているよ」と、ケーシー。「今後も練習ラウンドをパスするかはわからないけど、今週の大会に関しては功を奏しているね」。
2009年には自己最高の世界ランキング3位に上り詰めたものの、ここ2、3年はケガに泣かされていたケーシー。今季は過去の優勝者というカテゴリでプレーしているが、それは同時に試合数が少なく、また稀であることも意味している。今大会で10位以内に入ることができれば、次週ノースカロライナ州シャーロットで行なわれる「ウェルズファーゴ選手権」にも出場できるだろう。
昨年6月に欧州男子ツアーの「アイルランドオープン」で優勝したケーシーだが、PGAツアーでは2009年の「シェル ヒューストンオープン」以来、優勝とは縁遠い。
「ゴルフの大会で勝つ方法はわかってるんだ」と、ケーシー。「あらゆるケガや葛藤を乗り越えてきたんだからね。明日(最終日)は僕にとって面白い一日になるよ」。