「全米プロ」がカート使用を認めた”根拠”とは?
2019年 全英オープン
期間:07/18〜07/21 場所:ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)
全英でカート使用はダメ ジョン・デーリーの要望をR&Aが却下
右ひざの関節炎を抱える53歳のジョン・デーリーが、18日開幕の「全英オープン」におけるカート使用の要請を主催のR&Aに却下された。R&Aは6日の声明で「ジョンが直面している困難を正しく理解し、それが深刻で長期的であることに深く同情する」としながらも、「関連する要因を検討した結果、委員会は彼の要請を却下することにした」と発表した。
デーリーは1995年大会を制した歴代優勝者のひとり。現在、主戦場とする米シニアツアーだけでなく、今年5月のメジャー「全米プロゴルフ選手権」でもラウンド中のカート使用を許可されたが、“世界最古のメジャー”は特例を認めなかった。
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R&Aは声明で「われわれは、コースを歩くということが大会に不可欠の要素であり、ジ・オープン(全英オープン)と同義語であるリンクスゴルフの伝統の中心だと信じている。また、われわれは挑戦が出場選手みんなにとって、可能な限り同じであることを保証しなければならない」と理由を説明した。
この決断に対し、デーリーはTwitterで「彼ら(R&A)がPGA・オブ・アメリカや、PGAツアーと同じ見解を示さなかったことにとてもがっかりした。大陸が違うと、ルールも違うのか?」とつぶいやいたが、「R&Aの決断を信頼しており、彼らが出した結論には少しの異論もない。ポートラッシュまでの2週間でできる限りのことをする」と、ギリギリまで全英でのプレーに向け調整を続ける意欲を示した。
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