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2019年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:05/30〜06/02 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

「めちゃめちゃ腹立つ」「心配してない」松山英樹のふたつの心境

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 初日(30日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)

不満の残るスコアに反して、松山英樹はラウンド後に好材料を多く口にした。2014年大会の王者として臨んだ第1ラウンドは「71」にとどまり、1アンダーの30位タイでの滑り出し。開始7ホールで4バーディを決めた後、ショートゲームが振るわず3ボギーを喫して後退したが、納得顔でホールアウトした。

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小雨を浴びた前半は軽快にプレーした。序盤から5m以内のバーディパットを打ち続け、まず3番でスコアを伸ばした。5番(パー5)からは3連続バーディを奪取。7番(パー5)ではショートサイドの右ラフから、ウェッジで勢いを殺してピンそば1mに寄せるアプローチでギャラリーを沸かせた。

流れが悪い方に傾いたのは、初めてパーオンを逃した8番(パー3)。グリーン左手前から寄せきれずボギーをたたいた。「イージーなところで、イージーにできなかった。もったいない」。3mをねじ込んでボギーを免れた12番(パー3)も「あんなパーパットを残すライではなかった」と直前のアプローチを反省。終盤16番(パー3)からの2連続ボギーもグリーン周りから、がまんが利かなかったことを悔やんだ。

後半は「組全体の流れも悪かった」と、2年に1度の対抗戦「プレジデンツカップ」で何度も世界選抜のチームメートになったアダム・スコットジェイソン・デイ(オーストラリア)と歩調を合わせるような展開になった。

「内心はめちゃめちゃ腹立ってます」と、首位と6打差のスタートを嘆く。ただ表情には笑みもあった。2週前の「全米プロ」でも得たショットの好感触を持続。「チャンスにつく、つかないのは別にして、自分のフィーリングで『ここをこうしておけばいい』というのができた。これが安定すればもっとチャンスは作れる」という。

パー3を除く14ホールのうちフェアウェイを外したのは3回だった。1Wを使った6ホールも、深いラフに打ち込んだのは後半15番(パー5)だけ。「ショットが安定していて、いちいちラウンドの途中に変えなくていいのは助かっています」。本来の“持ち味”にラウンドを通じて及第点をつけられた。

2日目は午前8時15分のティオフ。例によって居残り練習もこなして休息時間は短いが、残した言葉が前向きだ。「なんか、そこまで心配していないというか…。久々に何も考えずにあしたを迎えられると思います」(オハイオ州ダブリン/桂川洋一)

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