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2019年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/16〜05/19 場所:ベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)

松山英樹は意地の2連続バーディ締め 8打差で最終日へ

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 3日目(18日)◇ベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)◇7459yd(パー70)

松山英樹が意地の2連続バーディで締めた。首位と10打差の10位から5バーディ、3ボギーの「68」で回り、通算4アンダーの6位タイ。12アンダーで首位を独走するブルックス・ケプカとは2打縮めたが、8打差で最終日を残すのみとなった。

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松山が終盤に、辛口で知られるニューヨーカーをうならせた。後半17番、打ち上げの第2打を5Iでピン奥5mにつけると、下りの緩やかなスライスラインを読み切り、大歓声に手を挙げて応えた。同組の人気選手リッキー・ファウラーをもしのぐ声援を背にティイングエリアに上がった最終18番では、2.5mを決めて連続バーディ締め。「最後は伸ばせて良かった」と納得の表情でうなずいた。

「フェアウェイから打ちたいという欲が出ると、少なからず影響が出る」と、この日のフェアウェイキープ率は3日間で最低の64.29%。スコアメイクに苦しんだ一方で、ピンチをしのぐリカバリーが光った。

1番のバーディ発進後、2番では第1打を左の深い茂みに入れてピンチを招いた。第2打は「どこに行ったのか分からなかった」と脱出できず、第4打はフェアウェイから83yd。「うまくいけばボギー」と思い描いた通り2.5mにつけて、1パットでしのいだ。一打も無駄にできない状況では「大きかった」と振り返った。

9番では、ピンに近いショートサイドの深いバンカーから40センチに寄せパーを拾う。後半11番では第2打をグリーン左奥にこぼし、観客のビニール袋の上に止まった。競技委員を呼んで処置し、仕切り直しの第3打は傾斜を伝うアプローチで寄せてパーセーブした。

ショットは「1番以降はなかなかうまくいかなかった」が、ポアナ芝が混ざるグリーン上で、パットのスコア貢献度は「+1.541」で全体9位。総合力でアンダーパーにつなげた。

3日目を終えて通算のアンダーパーは15人。「なかなかビックスコアを、とは言いにくいコースではある」のは確かだ。「全米プロ」における最終日の最大逆転は、1978年のジョン・マハフィーが記録した7打差。トム・ワトソンらに競り勝ち、当時『世界一、奇跡的なカムバック』と評された。「ケプカ次第ですけどね。伸ばしたい。自分のやれることをやって終わりたい」と集中力を高めた。(ニューヨーク州ファーミングデール/林洋平)

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