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2019年 AT&Tバイロン・ネルソン選手権
期間:05/09〜05/12 場所:トリニティフォレストGC(テキサス州)

松山英樹「最近なかった」アンダー発進 強風の午後組で「67」

◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン 初日(9日)◇トリニティフォレストGC(テキサス州)◇7371yd(パー71)

強風でスコアを伸ばしきれない選手が多かった午後組で、午後0時40分スタートの松山英樹は「67」で回り4アンダーの22位タイ。自身3試合ぶりのアンダーパー発進とし、首位と4打差につけた。

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予選ラウンドは、地元出身でスポンサー大会になるジョーダン・スピースヘンリック・ステンソン(スウェーデン)と同組。ツアーがサイト上で映像をライブ配信(有料)する“フィーチャーグループ”にも選ばれ、ティオフから多くの観客を呼んだ。

松山は出だしの1番(パー5)で、残り248ydの第2打をユーティリティでピン右3mに2オン成功。イーグル逃しのバーディを奪うと、7番(パー5)までに3バーディを重ねた。風は次第に強まり、風速11m/sに達した午後のラウンドで順調にホールを進めた。

音をたてるほどの強い向かい風の9番では、第1打を右に出して初のボギーをたたいたが、前週「ウェルズファーゴ選手権」最終日に復調の兆しが見えはじめたショットは好調をキープ。リンクスコースの広いフェアウェイにも助けられたというフェアウェイキープ率は85.71%を記録し、持ち味のアイアンショットを生かせる展開に。この日2番目の難度だった後半13番では171ydから7Iで1mに絡め、14番(パー5)と2連続バーディ。下りの3mを入れてパーとした15番で流れをつなぐと、16番では5mを決めて6つ目のバーディとした。

前日の悪天候でプロアマ戦が中止になりイン9ホールは事前にラウンドできなかったが、「去年も出ているので」と不安はなかった。「ショットもパットも徐々には良くなっている。ドライバーのミスは2、3回。あとは常に安定して出せるかだと思う」と振り返った。

今週を前にした今季の平均ストロークは70.119で全体18位にいるが、第1ラウンドに限ると平均70.91で115位に低迷している。穏やかな天候の午前から一転、トップ10の12人のうち午後組が3人だけという荒れた天候で価値ある好発進を決めて、「最近の中ではアンダーでスタートすることはなかった。そういう意味では良かった」とうなずいた。

第2ラウンドは午前7時30分からのティオフ。「(修正点は)色々挙げていけば、きりがないけど、あすは早いからしっかり休みたい。あすも続けて良いゴルフができるようにしたい」と意気込んだ。(テキサス州ダラス/林洋平)

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