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2019年 ファーマーズインシュランスオープン
期間:01/24〜01/27 場所:トリーパインズGC サウス&ノースコース(カリフォルニア州)

小平智は北コースで痛恨の出遅れ 9ホールは“ぶっつけ本番”

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(24日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇サウスコース(7698yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)

イーブンパー98位タイ。出遅れの予感は、その数字以上にある。予選ラウンドで全選手が2コースを回る大会で、小平智がこの日1イーグル3バーディ、5ボギー「72」で回ったのは平均スコア「69.397」(第1ラウンド)のノースコース。2日目は同「71.628」の難関サウスコースが待ち構える。

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出だし1番でタップインでのバーディを決め、幸先の良いスタートを呼び込んだ第2打は「ミスショット」だったという。「右にキックしてくれて(ピンに)寄ってくれた」。続く2番で1mのパーパットを外したのをきっかけに3連続ボギーを喫し、慌ただしい序盤になった。

PGAツアー本格参戦の2年目だが、今大会も初めて経験する。ノースコースのアウト9ホールは「時間がなくて」練習ラウンドができなかった。まさに“ぶっつけ本番”になったフロントナインだったが、左ドッグレッグの5番(パー5)では3Wで残り270ydの第2打をグリーンに乗せ、8mのスライスラインを沈めてイーグルを決めた。「あきらめかけそうな時に良いのが入ってくれたりする。そこは持ちこたえられた。良い薬になった」と胸をなでおろした。

松山英樹、昨年の米ツアー初優勝を飾った際にプレーオフでぶつかったキム・シウー(韓国)とのラウンドは、前の組が詰まってホールアウトまでに5時間15分かかったが、和やかムードが漂った。太平洋からの風も穏やかだった。「練習の時はすごい風が吹いていたので、難しさは練習ラウンドよりも感じなかった」というだけに、イーブンパー発進には不満も残る。「長いホールでバーディチャンスにつかないので難しい。グリーンは傾斜が多いのでロングパットなんかは難しい。結構ボコボコしていましたね」

今年に入ってまだ好成績がないとはいえ、「ショットの調子がいいのでガンガン攻めていきたい」とひるむ様子はない。「こういう方式(2コースでの予選ラウンド)で、違うコースでやるのも初めてなので、そこも楽しみながらやりたいと思う」と新鮮な気持ちを保って挽回を期す。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)

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