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“お先に”外して5バーディ 松山英樹はムービングデーに浮上

◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 3日目(12日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

松山英樹がムービングデーにスコアを伸ばした。35位から「65」で回り、通算9アンダーの18位に浮上した。折り返し直後の10番で“お先に”パットを外したが、その後の8ホールで5バーディを奪った。2019年の自身初戦で「トップ10も見える位置」と意気込む。

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序盤は緩やかな風同様、静かな展開になった。「近いバーディチャンスもなかなかなかった」と、出だし8ホール連続でパーを並べた。9番(パー5)で初バーディを奪った。

2打目をグリーンの段下11mに乗せた10番では、バーディパットを60センチほどショートさせた。同組2人のマーカー位置を確認し、先にパットを放ったが、カップをそらして3パットボギー。日本人ギャラリーからため息が漏れた。すぐに気持ちを切り替えられなかったと悔やんだが、その後にスコアを伸ばした。

後半12番ではカップを半周し4mが決まり、2連続バーディに右手を挙げた。終盤4ホールは風向きで、第1打を含めウッド系を使用しない冷静なマネジメント。165ydから8Iでピン上3mにつけた16番から、4Iと5Iでグリーン周辺につないだ18番(パー5)まで3連続バーディで締めた。

パットは「(全体的には)うーん、まあ、どうですかね…」と首を傾げながら、18番で5mを沈め「最後に入ってくれたので、これを続けられるようにしたい」と述べた。「ショットは、良いものがだいぶ出せるようになってきた」と手応えを口にした。

首位マット・クーチャーとは9打差。「一日で崩れることもある。きのうより(ショットの感触が)すごく良いので、もう一回良いスコアで回れるように頑張りたい」。現在2打差のトップ10を視野に入れた。(ハワイ州ホノルル/林洋平)

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