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2018年 全英オープン
期間:07/19〜07/22 場所:カーヌスティ(スコットランド)

川村昌弘は初の全英で39位 次は南半球への旅路

◇メジャー第3戦◇全英オープン 最終日(22日)◇カーヌスティ(スコットランド)◇7402yd(パー71)

幼いころから夢に見ていた全英の72ホールを戦い抜いた。「終わったな…、終わっちゃったな…という感じです」。初出場で予選を通過した川村昌弘は週末に「71」を並べて通算2オーバーの39位タイ。来年度以降の再出場を誓った。

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最終日はローアマチュアを獲得したサム・ロックとプレー。川村は地元スコットランドの新星に飛ぶ声援も、楽しんでいるかのようだった。終盤17番の3パットボギー、18番で6mのバーディパットを外したことを悔やんだ一方で、「微妙なパーパットも入れたので良いラウンドだった」と納得。「初日のスコア(77)が悪かったけれど、残りの3日間は悪くなかった。一生懸命プレーして、いい集中力でゴルフができた。これが今の自分の実力」と結果を受け入れた。

各国を渡り歩いてゴルフをしてきた。最終日の強風にも「もっと吹いても良かったかなと。まだ“常識の範囲内”で番手が違うくらいでした。普段と2クラブ(違う)くらいじゃ大したことない」と笑った。「子供のころからのイメージ、心のどこかで『全英オープンならチャンスがある』と思っていた。それが裏切られなかった。自分のプレースタイルや飛距離でも戦えると思えた」と、「全英オープン優勝」という夢の距離を肌で感じることができた。

「ワールドランクを上げて、メジャーに当たり前に来られるように頑張っていきたい」というのが新たな目標。大切なのは「毎試合の積み重ね」と言った。一週間のオフを経て、次は南半球に渡り、欧州とアジアンツアー共催の「フィジーインターナショナル」(フィジー・ナタドラベイGC)に出る。最初からそのつもりで、英国にもシンガポールを経由してきた。

「あしたはアムステルダム(オランダ)に行って…旅行がてらベルギーにでも電車で行こうかな。日本はまあ…そのうち帰ります」。夢の場所に立ち寄って、旅路はまだ続く。(スコットランド・カーヌスティ/桂川洋一)

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