「全英オープン」2日目スコア
2018年 全英オープン
期間:07/19〜07/22 場所:カーヌスティ(スコットランド)
賞金ランク1位と2位…時松隆光&秋吉翔太は初の全英で予選落ち
◇メジャー第3戦◇全英オープン 2日目(20日)◇カーヌスティ(スコットランド)◇7402yd(パー71)
国内ツアーの賞金ランキングで現在1位を走る時松隆光と、同2位の秋吉翔太はともに初挑戦の全英を予選落ちで終えた。
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1オーバー50位タイから出た時松はバックナインで崩れて「77」の通算7オーバー109位タイ。前半3番で第2打をピンそば2mにつけてバーディを先行させたが、後半10番で1Wショットを右のラフに打ち込むと、2打目でフェアウェイに出して4オン2パットのダブルボギー。「雨が降ってボールが転がらなくなり、考えすぎてショットがグリーンをオーバーしたりした」と距離感に苦しみ、その後は悪い流れになった。
インコースは2つのダブルボギーを含む「42」と崩れた。「後半に粘り強さや難しいホールで対処の仕方が足りないことが分かった」。芝が湿ったことで前日よりもロングゲームを強いられることが多くなり、「長いクラブが僕の場合は技術が足りない」とガックリ。24歳は「来年また…ではなく、5年くらい全体的に磨いて帰ってきたい。まだ早いと思った」と長期的な視野での成長を目標にした。
一方、6月の「全米オープン」に続いて決勝ラウンド進出を逃した秋吉は、「一年間練習をして、来年絶対に違う姿で帰ってきたい」と誓った。初日6オーバーの出遅れを取り返せず、「74」で9オーバー131位タイ。
前半9番で右サイドの水のないクリークからの第2打で、クラブヘッドが赤杭の中の土手に触れ、2罰打を受けてトリプルボギーをたたいた。「自分にカチンときて、後半は日本でのように自分のやりたいようにプレーした」。するとバックナインでは3バーディ、1ボギー。普段の姿勢を取り戻すまでに、結果的に27ホールかかった。
予選2日間を元世界ランキング1位のジェイソン・デイ(オーストリア)、欧州ツアー2勝の22歳・李昊桐(中国)と回り、「世界の壁は高い。自分のレベルは全然低い」と肩を落とす。「自分の長所? 日本だったらショットと言いたいけれど、こっちでは全然違う。李昊桐なんか60ydくらいのアプローチで30ydくらい転がす技もあった」。伸びしろを探せばきりがない。ただし、秋吉は6月の全米オープンから帰国してすぐに国内ツアーで2勝目を挙げた。メジャーでの失望は、きっとまた彼らを強くする。(スコットランド・カーヌスティ/桂川洋一)