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2018年 全英オープン
期間:07/19〜07/22 場所:カーヌスティ(スコットランド)
3年ぶり全英のウッズ 優勝したら世界ランクはどうなる?
◇メジャー第3戦◇全英オープン 事前情報(18日)◇カーヌスティ(スコットランド)◇7402yd(パー71)
予選ラウンドで松山英樹、ラッセル・ノックス(スコットランド)と同組でプレーするタイガー・ウッズは、3年ぶりに「全英オープン」を戦う。腰などの故障を経てカムバックした今年は、米ツアーですでに3度のトップ10入り。復調傾向を示してリンクスに帰ってきた。
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ウッズはカーヌスティで過去に1999年、2007年の2度出場。それぞれ7位と12位に終わっている。開幕前日は午後3時半過ぎから練習ラウンド。初日のティオフ(同3時21分)と、ほぼ同じ時刻からコースの感触を確かめた。
今大会ではUTを新調。テーラーメイドの未発売モデル・GAPRのLOをキャディバッグに入れた。ロフト17度の2I相当モデルで、キャリーで245-250ydを想定しているという。また今大会の事前練習では、3週前の米ツアー「クイッケンローンズ・ナショナル」で投入したマレット型のパター(テーラーメイド TPコレクション ブラックカッパー アードモア3)を多くの時間で握った。
昔のように他選手を飛距離で圧倒する年齢ではなくなった。ただ、ウッズは3年ぶりの全英を前に「リンクスでは違う。トム・ワトソンはターンベリーで59歳(2009年、プレーオフ負け)、グレッグ・ノーマンはロイヤルバークデールで53歳(08年に3位)という年齢で活躍した」と言った。先人たちの実績がベテランとしての心の支えでもある。
20 14年5月に世界ランキング1位の座から陥落し、翌年以降は後退の一途をたどった。昨年11月末の時点ではキャリアで最低の1199位まで落ち込んだが、同12月の復帰戦「ヒーローワードチャレンジ」(ツアー外競技)を9位で終え、656位で18年を迎えた。
3月の「バルスパー選手権」で2位フィニッシュを決め、3年ぶりに出場した4月の「マスターズ」を32位タイとすると、15年3月以来となる約3年ぶりの100位以内(88位)にカムバック。「クイッケンローンズ・ナショナル」で4位に入り、今大会を71位で迎えた。
「感触は年初より良くなってきている。マスターズの頃よりも自分の試合勘や体のこと、スイングのことがより理解できるようになった」。試算によると、カーヌスティでメジャー通算15勝目を挙げた場合、世界ランクは最高で19位まで上がる可能性がある。当面の目標だった8月の「WGCブリヂストン招待」(オハイオ州ファイヤーストーンCC)に出場するためには、今大会終了後に50位以内に入ることがひとつの条件。今週8位タイ(2人以下)以内でのフィニッシュが必須というハードルだ。(スコットランド・カーヌスティ/桂川洋一)