2018年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:05/31〜06/03 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)
池田勇太「いまの感じでできれば」 エースドライバーは選定中
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前(30日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)
27日(日)に米国入りした池田勇太は前日29日(火)までにコースチェックを終えた。開幕前日はプロアマ戦に出場できなかったため、練習場での調整。2カ月ほど前に壊れたエースドライバーの代わりを探す日々は続くが、「いまの感じで、できれば悪くない」と今季6試合目の米ツアーに臨む。
<< 下に続く >>
2年連続出場になる“帝王”ジャック・ニクラスがホストを務める大会。複数のハザードやバンカーなどトラップが仕掛けられた舞台に「フェアウェイから打つことが重要。去年よりもラフが深くなっている感じ」とティショットの安定性をカギに挙げた。
3月にエースだったテーラーメイド M1 440 ドライバーのヘッドが割れ、1Wは新たな相棒を求めている段階だ。わずかな重さや感覚の差が球筋にあらわれ、複数メーカーのモデルのテストを重ねてきた。
開幕2日前の練習ラウンドでも2本の1Wをキャディバッグに入れた。「やっぱりなかなか“エース”と言えるものはまだないけど…。飛距離では(前のエースに)劣るけど、それ以外では、かなり使えてきている」と前回出場した国内ツアーで使用したヤマハ RMX 118 ドライバーを今週も握る見通しになった。
今大会は6月の「全米オープン」(14日~/シネコック・ヒルズGC)出場への“ラストチャンス”にもなる。6月11日時点の世界ランク60位以内に付与され、現時点で次週ツアー出場予定のない池田は同ランク73位からの浮上が必須。「(今週の大会で)1位や2位くらいのフィニッシュだと入ってくる可能性がある」と限りなく厳しい条件になる。
メジャーには16年の同大会から様々な資格で8大会連続出場してきた。「難しいけど、もちろんその夢は捨てない」と同大会の出場権は重要とした上で、「ただ、出場権がかかるからって、大事に、大事にやってもしょうがない。普段と変わらないってこと。天気も不安だけど、どんな状況でも自分のゴルフをできれば」と集中力を高めた。(オハイオ州ダブリン/林洋平)