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「運が悪かった」小平智はダボから出入り激しく…

◇米国男子◇フォートワース招待 3日目(26日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7209yd(パー70)

2勝目のチャンスが遠ざかった。7アンダーの3位タイから出た小平智は5バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「71」とし、通算6アンダーの14位タイ。今大会で初めてオーバーパーをたたき、首位のジャスティン・ローズ(イングランド)との差は8打にひろがった。

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最終組のひとつ前、絶好の位置でムービングデーに飛び出した小平は、4Iで2オンさせた1番(パー5)から2連続バーディ発進。一時は2位に浮上したが、中盤のダブルボギーが出入りの激しい展開を呼んだ。

5Wでフェアウェイをとらえた7番で、第2打をグリーン右手前のバンカーに落とすと、ボールは砂がわずかに削られた場所にあった。「ほかの人が打った後のところで…。ならしてあったんですけど、へこんでいた」。砂を薄く取ってショートサイドのピンに寄せようとした3打目は痛恨の“ホームラン”。奥のラフから4オン、2パットで後退した。

すぐさま続く8番(パー3)、5Iでピン奥2mを攻めてバーディを奪い返す。9番も4mのパーパットをねじ込んでたくましく折り返したが、「左ドッグレッグのホールが多くて、フェードヒッターには打ちにくいところもある」という後半インにショットが乱れた。

気温は37℃を超え、「暑くて疲れが出たかもしれない」。ティショットを左右に曲げた12番、14番でボギーをたたき、グリーン上で腰を折って悔しがった。「(ラインは)読めてはいたんですけど、なかなか入ってくれなかった」。最終18番はグリーン左手前のバンカーから脱出に2打を要してボギーフィニッシュ。「スタンスが取れないようなところに入っていた。きょうは運の悪さにやられた感じですね」とため息をついた。

優勝した4月の「RBCヘリテージ」以来、3試合ぶりに進んだ決勝ラウンドで悔しさいっぱい。「運は良い日もあれば、悪い日もある。あしたは良いことを祈ります」と気持ちを必死に切り替えた。(テキサス州フォートワース/桂川洋一)

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