松山英樹はアーノルド・パーマー招待で復帰濃厚
2018年 WGCメキシコ選手権
期間:03/01〜03/04 場所:チャプルテペクGC(メキシコ)
小平智はイーグル奪取もオーバーパー「ビッグスコアを」
◇世界選手権シリーズ◇WGCメキシコ選手権 初日(1日)◇チャプルテペクGC (メキシコ)◇7330yd(パー71)
4月のメジャー初戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)初出場がかかる小平智は1イーグル1バーディ、4ボギーの「72」で回り、1オーバーの39位タイで滑り出した。
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メキシコでの世界選手権シリーズ初出場の小平は、インから出て前半15番(パー5)で見せ場を作った。フェアウェイから残り260ydを5Wで2オンに成功し、10mを沈めてイーグル。「(第2打を)グリーンセンターに乗せて置けば(2パットで)バーディを取れると思っていた。運良く(イーグルパットが)入ってくれて気持ち良かった」。後半7番(パー3)では5Iでピン奥1mにつけてバーディ。持ち前のロングゲームの精度を光らせた。
後半1番からの2連続ボギーが響き、オーバーパースタートになったことに「きょうは悔しい1日」とこぼした。「ティショットはそんなに悪くなかったが、セカンドショットでバーディチャンスが少なかった。3アンダーを目標にしていたが…」。今週はアイアンのシャフトを別モデル(日本シャフト NSプロ モーダス3 システム3)に交換して実戦テスト。「クラブのせいにはしたくないけれど、そこのアジャストですね。横の距離感が合わなかった。イメージよりも(ボールが)つかまった」と左サイドへのミスを課題に挙げた。
3月末の世界ランク50位以内の確保(現在は43位)を目指す戦いが続くが、「意識せずにひとつひとつの大会を大事にして、一打、一打を打っていく」と淡々。トップとは8打差の発進には満足できるはずもなく「ビッグスコアを出して頑張りたい」と鼻息は荒い。この日の終盤8番、1Wショットを左に大きく曲げた後、険しい林の中からグリーンへの道筋を懸命に探したが、帯同キャディに「まだ初日だ」と制されて冷静にフェアウェイに刻み、ボギーを拾った。上位進出のチャンスはまだ54ホールある。(メキシコ・メキシコシティ/桂川洋一)