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2018年 WGCメキシコ選手権
期間:03/01〜03/04 場所:チャプルテペクGC(メキシコ)
高地でぶっ飛び 宮里優作はメキシコで“ベイヒル”かける
◇世界選手権シリーズ◇WGCメキシコ選手権 事前情報(27日)◇チャプルテペクGC (メキシコ)◇7330yd(パー71)
メキシコでの世界選手権シリーズは1日(木)に開幕する。2年ぶりのWGC出場となる宮里優作は前週末に現地入り。標高2300mを超える高地が狂わせる、ショットの距離感に頭を悩ませながら調整を続けている。
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1月の米ツアー「ソニーオープンinハワイ」からの5連戦を終え、2週間のオフを挟んで迎えるビッグトーナメント。体調については「日本で休むことができた」というが、首都メキシコシティの街は富士山でいえば吉田口の五合目とほぼ同じ高さにある。酸素が薄く感じる土地ならではの洗礼を受け「ボールマークをしただけで立ちくらみがする。最終日までには慣れてくるんじゃ…」と苦笑いした。
体調面だけでなく、今週は距離感のマネジメントがコース攻略のひとつのカギになる。気圧が低く、ショットが普段以上に飛ぶ。目安は“15%”とされているが、宮里の27日(火)の練習ラウンドでは、PWで160yd飛んだり、172yd設定の17番(パー3)では抑えて打った8Iでの第1打がグリーンをキャリーでオーバーしたり…。「特に9I以下が難しい。グリーンが小さいのも難しい」と警戒ポイントを挙げればきりがない。
4月のメジャー初戦「マスターズ」に向けた戦いぶりが注目される中、今週は上位フィニッシュがひとつのノルマ。15日(木)開幕の米ツアー「アーノルド・パーマー招待」(フロリダ州・ベイヒルクラブ&ロッジ)に出場するためには、今大会終了後の世界ランキングで50位以内に入ることが条件という。「予選落ちがないのは楽しいが、とにかく上位で終わりたい。(現在の世界ランク)54位からトップ50で終わるためには15位以内を目指したい」と目標は明確だ。(メキシコ・メキシコシティ/桂川洋一)