復帰2戦目は予選落ち ウッズ「もっと多くの試合を」
◇米国男子◇ジェネシスオープン 2日目(16日)◇リビエラCC(カリフォルニア州)◇7322yd(パー71)
ロープ外を取り囲んだ大ギャラリーの声援を浴びながら18ホールをラウンドしたタイガー・ウッズだったが、3バーディ、8ボギーの5オーバー「76」とスコアを落とし、通算6オーバーの暫定116位。日没のために15選手がホールアウトできなかったが、予選落ちが確実となった。
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序盤はスコアが入り乱れた。3番、5番と5、6mのバーディパットを沈めながら、4番、6番と2つのパー3でアプローチミスからボギーを献上。7番はクロスバンカーからの2打目をアゴに当て、9番もフェアウェイからの2打目を手前バンカーへ突っ込むと、思わずアイアンを手から放してうなだれた。前半だけで4つのボギーを叩き、通算3オーバーへと後退した。
「カットラインは+1だと思っていた」とウッズ。10番でバーディを奪って2オーバーとし、「チャンスはあると思った。11番(パー5)で波に乗って、後半に良いプレーをしようと思ったけど…できなかった」と、続くホールで1Wショットを左に曲げてボギーとし、その後は巻き返すことができなかった。
初日は右方向だったミスが、この日は左へ。「(理由は)分からない。もし分かっていれば修正していた。ただ、フェードボールが戻ってこなかった」とウッズはいう。それでも「戻ってまた練習だね。週末があるので時間はあるよ」と、表情は明るかった。
今大会に出場するのは11回目。だが、ウッズがこれまで10回以上出場した試合で、1度も優勝していないのは、この試合だけだ。「このゴルフ場は(ミスしたときの)罰がとても厳しい」というように、小さく硬いグリーンと、大きな木に深いラフ。ミスの許容範囲が狭いコースは、復帰2戦目のウッズにとってはけっして易しいコースではなかった。
今季2戦目を終え、「満足している部分と、あまり嬉しくない部分の両方がある」という。「安定していないことが一番(不満)。やはり試合と練習ラウンドは違う。もっと多くの試合をプレーしないといけない」と、次週参戦も決断し、実戦を通じて技を磨いていく考えだ。
3週間前の復帰戦では足が痛くなったというウッズだが、「足は少し痛いけど大丈夫。膝も少し痛むけど、年のせいだよ」と笑ってみせた。(カリフォルニア州パシフィックパリセーズ/今岡涼太)