5年ぶり通算80勝 タイガー・ウッズ“復活”への軌跡
2018年 ファーマーズインシュランスオープン
期間:01/25〜01/28 場所:トリーパインズGC サウス・コース
復帰のウッズ「またプレーできて楽しかった」 あと15cmでエースの1打も
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン初日(25日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース7698yd ノースコース7258yd(いずれもパー72)
1年ぶりの米国ツアー復帰となったタイガー・ウッズは、前年初日に「76」としたサウスコースを3バーディ、3ボギーで回ってイーブンパーの「72」。順位は84位と振るわなかったが、「またプレーできて楽しかった」と白い歯をのぞかせた。
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1番ティに登場したウッズを懐かしい歓声が迎え入れた。「ゴー、タイガー!」「カモン、タイガー!」「ウェルカムバック・タイガー!!」ウッズは「とてもサポートしてくれて、最高だった」と地元の声援に感謝した。
復帰初戦でまだショットの完成度は高くない。「普段はもう少しアイアンショットがいい」と、多くのチャンスを作れなかったことを反省したが、随所にギャラリーを沸かせるショットもみせた。
前半6番(パー5)では、グリーンエッジまで230ydから4Iで2オンさせて最初のバーディ。16番(パー3)では6Iでピンそば15cmにぴたりと止める、あと少しでホールインワンというショットを放つ。「グリーンが硬いから、できるだけ高い球を打とうとした。良い感触で、良い方向に飛んでいって、それからギャラリーが騒ぐのが聞こえたよ」と目を見開いた。
1年前の大会では予選落ちを喫したが、今回はもう少し上を期待しても良さそうだ。「きょう一番幸せだったのは、パットのフィーリングがよかったこと。あすは2コースのうち良い方のグリーン(ノースコース)でプレーするから、もう少しティショットの精度を上げて、もう少しアイアンショットをピンそばにつけて、あとはどうなるかだね」。復帰戦を2日で終えるつもりはない。(カリフォルニア州サンディエゴ/今岡涼太)