人生初のインフルエンザ感染 片岡大育は病み上がりで3アンダー
常夏ハワイで充実の幕開け 片岡大育は18位
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 最終日(14日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
21位で出た片岡大育は6バーディ、3ボギーの「67」で回り通算11アンダーの18位で終えた。4日間60台を続け「取り組んでいることがある中で良かった部分はあった」と手応えを語った。
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前半はボギーを先行させた。1つ落として臨んだ9番(パー5)。残り192ydからの2打をアゲンストの風を読んで5Iから4UTに持ち替えた。「ユーティリティだと高さが出るから。ティショットの飛距離は前より出ていた。3Wや5Wよりも良い」と判断。快晴の空の下、3.5mにつけてバーディでスコアを戻した。
終盤は小気味良く伸ばした。ボギー直後の14番で50センチに絡めると、続く15番は5.5mを読み切って2連続バーディ。グリーン右からのバンカーショットをピン上60センチに止めた最終18番(パー5)でもバーディで締めた。前日13番ではバンカーショットのミスからトリプルボギーを喫し、「4日で10回ほどバンカーに入れて1回以外はセーブ(実際は12回中11回)です。でも、その一発が大きなミスで…」とおどけて笑いを誘った。
飛距離を求めて昨年10月からはスイング改造に着手し、「下が硬くて転がる部分はあるけど、確実に伸びたと思う」。2打目以降は2番手も変わった。一方で狭さのあるコースでフェアウェイキープ率は60.71%になり、「曲がるリスクは高くなる。左に引っ掛けるミスもあったので、そのあたりを修整して完璧に自分のものにしたい」と課題を挙げた。
常夏ハワイから幕をあけた2018年。次戦はアジア開催の日本ツアー「SMBCシンガポールオープン」(1月18日~)に出場予定だ。今週も含めて5カ国5連戦を戦い抜くが、アジアンツアーのシード権を保持する29歳は「そのあとも2週休んでから、3連戦ですね。インドやフィリピンに行く」と明かした。「試合に出たいので全く問題ない。いつかアメリカでやりたいけど、まず今年ヨーロッパに積極的に出たい」と前のめりに誓った。(ハワイ州ホノルル/林洋平)