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途中から1Wを封印 低迷の松山英樹「ストレスたまった」

◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 3日目(23日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7385yd(パー70)

「最低限のゴルフ」でアンダーパーを記録した2日目から一転、松山英樹はムービングデーのプレーを「それ以下です」と切り捨てた。3オーバーから開始6ホールで2バーディとしながら、その後5ボギー。順位は26位のままで、全身にあふれる悔しさをかみ殺した。

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週末になってわずかに強くなった風に動じることなく、松山は序盤2番(パー3)でバーディを決めた。7アイアンでピン右2mをとらえ、フックラインを沈めて浮上を期待させたが、その後がなかなか続かない。「アイアンに関してはいい形でプレーできていた。その代わり、ティショットとグリーン上で苦しんでストレスがたまりました」。苦しいときにパットは「カップの脇をすり抜けますね…」という状況に陥った。

6番(パー5)は4アイアンで2オンに成功しながら、4mのイーグルチャンスは打った瞬間に肩を落とすミスパット。続く7番の第1打は1Wで左の茂みに突っ込み、8番も左に曲げて池に落とし、2連続ボギーとした。

異変はバックナインに入った直後。10番で1Wショットを右に曲げたのを最後に、以降はパー3以外のホールのティショットを、すべて3Wで打った。「特に理由はないです」と言うにとどめたが、2打目以降に長い距離を残してでも、スコアメークに専念する作戦を選んだようだった。その術もバーディにはつながらない。17番、最終18番(パー5)で3mのチャンスを生かせず天を仰いだ。

ホールアウト直後にすぐに練習場で1Wを打ち込んだことから、クラブ自体が破損した様子はない。ヘッドのソール部分に入るウエート部品を調整しながら、修正に努めた。

「特にティショットがうまくいかない。誤魔化しながらやっていたのが、効かなくなった」と、前日からの変化を苦々しく口にした。年間王者のタイトル獲得は絶望的と言える。あす24日(日)は2016―17年シーズン最後のラウンド。「いい形で終われるように頑張りたい」と必死の形相は変わらなかった。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)

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