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1位→13位!? 優勝予想番付が見逃している松山英樹の今季進化

◇米国男子◇デルテクノロジーズ選手権 事前(29日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇パー71(7342yd)

年間王者を決めるプレーオフシリーズの第2戦。前週大会で予選落ちし、フェデックスカップランクを1位から4位に後退させた松山英樹は、開幕3日前の29日にコース入りし、いつも通りに精力的な調整を開始した。気温19度と肌寒さを感じた午前中はセーターを着用して1時間半の打ち込み。昼過ぎからは半袖姿でイン9ホールの練習ラウンドを行い、前週大会前に痛みを訴えた臀部などにも不安を感じさせなかった。

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試合前にPGAツアー公式ページで発表される恒例の優勝予想番付「パワーランキング」では、前週大会の1位から打って変わって13位にランク付けされた。選評を読む限り、前週大会の結果や今週の開催コースで好相性の選手が多く存在するためとみられる。

昨年まで「ドイツバンク選手権」として行われた今大会には、松山も4年連続の出場となり、過去3度の相性は決して悪くなさそうだ。予選落ちなしで、3年前の57位、一昨年の25位、昨年は不調を嘆きながら15位に入るなど年々順位を浮上させている。また、コースは昨年から100yd以上総距離が伸びており、少なくとも昨年までと同条件ではない。松山もこの日の練習ラウンドで、グリーン周りを中心に時間を割いて入念にチェックした。

今大会との相性を分析するうえで、松山のデータで見逃せないのは最終ラウンドのスコアだ。過去3大会では、第2ラウンドと第3ラウンドで平均「68」の好スコアを記録したのに対して、最終ラウンドの平均は「73」と落ちる。強風の中でのプレーとなった昨年は、最終日にアンダーパーの「70」を出して順位を上げたが、今年もカギを握りそうだ。

今大会に至るまでのスコアを振り返ると、今季の松山には最終日にスコアを出してきたデータがある。決勝ラウンドに進出した16戦(※)で、最終ラウンドの平均スコアは昨季より「0.8」ほど良い平均「68.8」。緊張感が高まる雰囲気の中で、着実に実力を発揮してきた“進化”の一端といえそうだ。

松山は予選ラウンドで、優勝予想2位のリッキー・ファウラー、同12位のジョン・ラーム(スペイン)と同組に入った。9月第1月曜日「労働者の日(Labor Day)」という祝日に最終日を設定するため、例年、金曜日に開幕となる今大会。ふだんより1日多く準備できる開幕に向けて、松山は万全の準備を続ける。(マサチューセッツ州ノートン/林洋平)

(※)欧米ツアー個人戦での成績

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