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2017年 全英オープン
期間:07/20〜07/23 ロイヤルバークデールGC(イングランド)

全英オープン2017:なぜR&Aはバークデールでロースコアを黙認したか?

By John Huggan / July 22, 2017 (Golf World)

サウスポート、イングランド――その土曜日、ロースコアが出るための条件は既にすべてがそろっていた。その上で、R&Aはロイヤルバークデールをより簡単にセッティングした。予報では、風は1日を通して12mph(5.3m/秒)を上回ることがなく、グリーンは前日の雨の影響で軟らかくなっていた。それにも関わらず、第146回「全英オープン」の主催者は、コースをスコアカードよりさらに129yd短くセットアップした。大会3日目、完璧としか言いようのない条件の中、サウスポートが誇るリンクスコースは、世界の一流プレーヤーたちの前に、7156ydではなく7027ydでその体を差し出した。我々はそこで記録されたスコアに本当に驚いたと言えるだろうか?

一見すると、上記すべてのことは“おかしい”としか言いようがない。もしくは“奇妙”あるいは“異様”とも言える。なぜ、大会主催者はこんなことをするのだろう?彼らはいったい何を考えているのだろうか?メジャー大会のゴルフは、スコットランド発祥のゲームにおける最も熟練した業師たちにとってさえ、容赦ない苦しみであり、困難で過酷な試練ではなかったのではないか?

たぶん違うのだ。現代の平均的なプロたちが、もはや普通に300ydを軽く超えるティショットを放つことを考えれば、R&Aはバークデールをバーディ祭り、ショートアイアンとパットのテストとその他少し…にしようと決断したようだ。

具体例を挙げれば、歴史的な「62」を記録したブランデン・グレースはそのラウンドにおいて、グリーンを狙うのに10回、9番アイアンよりも短いクラブを使用した。2つのパー5を除いてたった1ホールだけ、彼はパーオンさせるのに6番アイアン以上のクラブが必要だった。パー4の2打目に使った最も長いクラブは7I。470ydの18番で、彼は残り165ydからPWを打った。そして、球はグリーンをオーバーした。

歴史を作った後、グレースは土曜日のコースはまるでパー67のようだったと言った。トッププロたちは、アプローチとパット以外のことはほとんど話さなかった。

では、いったい何が起きていたのか?

私は陰謀の匂いを感じたし、ライダーカップ欧州チームの元キャプテン、ポール・マッギンリーもたぶん同じだった。土曜日の早朝、イギリスのスカイスポーツで、このアイルランド人はコースセットアップへの懐疑を語った。「きょう、選手たちにこれ以上の助けが必要とは思えないね」とマッギンリー。

しかし、その助けこそ選手たちがR&Aから受け取ったもので、私はその理由を考えている。

一部のメディアからの数年に及ぶ批判の末、米国とメキシコを除く地域でゴルフルールを管轄する団体は、グレースやその仲間たちが繰り返し放つショットの飛距離の問題について、何事かを終わりにしたい。

彼らは、現代に置き去りにされたような偉大なコースを、PGAツアーや欧州ツアー、その他のツアーにもう一度組み込みたい。

彼らは全英オープンのローテーションに含まれる10個の素晴らしいリンクスコースを、オリジナルの設計家が意図したデザイン原理にしたがってセットアップできるようにしたい。

彼らは2021年にセントアンドリュースで開催される第150回「全英オープン」で、18ホールのティグラウンドを、ゴルフ界のもっとも古い記念碑であるオールドコースの敷地内に配置したい。

上記すべてのことを実現するために、彼らはわざとトッププレーヤーたちを野放しにした。彼らはみんなで歯を食いしばり、かつてロイヤルバークデールで見たこともないようなロースコアを積極的に奨励した。そうすることによって、彼らは長年続く飛距離に関する議論に、変化を求める呼び声が大きく広がっていくことを望んでいる。

もちろん、簡単な仕事ではない。しかし、R&Aと彼らの米国側のパートナーであるUSGAがこのような議論を歓迎することは容易に想像ができる。

この明白な推論的主張に加えられるのは、USGAが先月の「全米オープン」でエリンヒルズをセットアップしたやり方だ。8000yd近い距離があり、ツアーの平均よりも広いフェアウェイが待つことで、このウィスコンシンのコースは、世界のトッププロたちに振りちぎることを許し、奨励した。2日目を終え、出場選手中116人が平均飛距離300ydを超えていた。そして、優勝スコアは16アンダーだった。それだけで、距離そのものはエリートゴルファーにとって十分な挑戦にはほど遠いことが明らかだ。

ゆえに、上記すべてのことは実にR&AとUSGAが議論を促進させるための共同努力であり、同様にいくつかのクラブメーカーとのある種の協定のように見える。ゴルフ界における2つの最も偉大な選手権を制するには、飛距離と巧みなショートゲーム以外の要素も含むべきだ。(訳:今岡涼太/GDO)

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