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キャップに胸にバッグに心に… ベイヒルに咲く愛と追悼の傘

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 事前(14日)◇ベイヒルC&ロッジ(フロリダ州)◇7419yd(パー72)

残念ながら、アーノルド・パーマーはベイヒルにいない。それでも、その圧倒的な存在感はこの地を覆っている。パーマーが昨年9月に87歳でこの世を去ってから、初めて開催される彼の大会。“キング”への愛と追悼が、コース内外に満ちている。

ひと目で分かるのは、多くの選手たちが正面に“傘のマーク”を入れた特別仕様のキャディバッグを持ち込んでいること。キャロウェイ、タイトリスト、スリクソンなどは、選手名と傘のマークのみ、というのが基本パターン。なお、松山英樹のキャディバッグは当初からカスタマイズされていて、他選手のものとは違い前面の覆いが着脱できないため、今回この対応はしていない。

キャップに“傘のマーク”の刺しゅうを入れているのは、PXGやピンなど。気づきにくいかもしれないが、松山もキャップ後頭部に小さな“傘のマーク”のピンバッジを付けている。台湾のルーキー、パン・チェンツェン(C.T.パン)も胸にピンバッジ。かつてはパーマー自らが、自身のブランドアピールを兼ねて、ピンバッジをファンたちに配っていたが、彼の死後は品薄となり希少価値が出ているのだという。

今大会では、襟に“傘のマーク”を縫いつけている松山だが、実は日本でアーノルド・パーマーのブランドを展開しているのはレナウン社で、松山がウェア契約を結ぶデサント社とは、いわば同業他社で競合する。今回、計12着のウェアを持ち込んで、そのすべてに傘のマークをつけているが、デサント社の理解なくしては実現しなかった対応と言えるだろう。

取材陣もパーマーとともに仕事をする。今大会の取材パスには、若かりし日のパーマーの笑顔がプリントされている。米PGAツアーの年間パスを持っている筆者は、大会毎の取材パスは不要なのだが、どうしても欲しかったので、メディア担当の女性スタッフに聞いてみた。「この取材パスはすごく素敵だから、自分も貰うことはできませんか?」

その裕福そうなおばちゃんは、「確かにこれは素敵なものね。それに、そう言ってくれることも同じように素敵なことね」と満足そうに微笑んで、その1つを渡してくれた。きっと彼女も、“キング”の大ファンの1人なのだ。(フロリダ州オーランド/今岡涼太)

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