WGC連勝を目指す松山英樹 “石川遼の元キャディ”を起用
2017年 WGCメキシコ選手権
期間:03/02〜03/05 場所:チャプルテペクGC(メキシコ)
「アラサーです(笑)」松山英樹、25歳初戦前日はおちゃめモード
◇米国男子◇WGCメキシコ選手権 事前(1日)◇チャプルテペクGC(メキシコ)◇7330yd(パー71)◇
練習ラウンドの最中にも、子どもから大人まで多くのギャラリーから「ヒデキ!」と声を掛けられ、写真やサインをねだられる。世界ランク4位の松山英樹は、メキシコの地でも人気者だ。
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月曜日に現地入りし、火曜日にイン9ホール、開幕前日の水曜日はアウト9ホールを回って調整した。「(コースは)狭いです。でも、調子が悪いので(ティショットを)アイアンで打てるから良かったです」と、標高2300m超という高地による飛距離アップに加えて、ドッグレッグや大木が多く、戦略的なチャプルテペクGCのレイアウトを、やや自虐的に歓迎した。
2週間前の「ジェネシスオープン」で今季初の予選落ちを喫した松山は「(翌)水曜日くらいまでは何もしていなかったです」という。「へこんでないと言ったら嘘になるけど…」とちょっぴり言葉を詰まらせたが、「丸山(茂樹)さんとかも一緒に食事に行ってくれたし、良いリフレッシュができたと思う」と、気分転換にも時間を割いた。ちなみに、前週土曜日は松山の25回目の誕生日。「歳を取っちゃいました。アラサーです」と笑ったが、今週は心機一転、25歳の初戦となる。
高地による飛距離の違いにも、2日間の練習ラウンドで慣れつつある。「本当にその番手で行くのかな?という不安はあるけど、昨日、今日でまあ大丈夫かなというのはある。計算間違いをしなければいいので、あとは頭の問題です(笑)」。その計算は何パーセントくらいなのかと聞くと「さあ、35%くらいじゃないですか?」と、とぼけたのは時折見せる彼の愛きょう。実際は13%~15%くらいの調整となりそうだ。
予選ラウンドは、世界ランク1位のダスティン・ジョンソンと、同3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)が同組となる。「(同)4位なのに入っちゃってびっくりしましたよ!」と、この日は最後まで“おちゃめモード”の松山だった。(メキシコ・メキシコシティ/今岡涼太)