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愛称はランボー ミケルソンの弟に導かれた逸材・ラーム

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 最終日(29日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース7698yd(パー72)

スペインの新星、ホン・ラームが逆転でツアー初優勝を飾った。首位に3打差の13位からスタートし「65」をマーク。昨年6月にプロ転向したばかりの22歳が、難関コースで後続に3打差をつけた。

後続に1打リードして迎えた最終18番(パー5)。第2打をグリーンの奥まで運んだ22歳には、カラーから18mのパットが残された。2段グリーンの上の段から強烈な下りのライン。「実は、キャディに『こんなライン、見たことがない。教えてくれ、何も考えられない』って言ったんだ。僕はタッチだけに集中して、その通りに打つだけだった」。優しく、ボールの芯を打ち抜いたパットは、スライス&フックの軌道を描き、カップの右側から消えた。

「テレビで映像を見たけれど、今だって信じられない。18mものパットを、しかもトーリーパインズの18番で」。コースが壊れんばかりの大歓声の中心で、雄たけびを上げながら何度もガッツポーズ。イーグルで勝負を決めた。

スペイン北部・バリカで生まれたラームは、米国のアリゾナ州立大学に進学。高校生だった彼をスカウトしたのが、当時同大ゴルフ部でコーチを務めていたフィル・ミケルソンの弟、ティムだった。「アメリカの父のような存在」にその才能を磨かれ、数々のタイトルを獲得。世界アマチュアランキング1位に輝いた。

ニックネームは“ランボー”。Jon Rahmの名前が、シルベスター・スタローン主演の映画の主人公名・John Ramboと似ていることから、名づけられた。昨年6月の「全米オープン」でローアマチュアを獲得し、翌週にプロ転向。「RBCカナディアンオープン」で2位に入るなどで今季のツアーメンバー資格を取得し、タイガー・ウッズやミケルソン、ジョーダン・スピースのように大学卒業直後にPGAツアー入りを果たしたエリート選手になった。

将来を期待させる派手な勝ち方。ここがフィルの本拠地であるサンディエゴだったのも、美しい縁だったに違いない。(カリフォルニア州サンディエゴ/桂川洋一)

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