ゴルファーにとって最高の手紙「マスターズの招待状」
2017年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/12〜01/15 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)
谷原秀人の挑戦 ハワイから世界中を飛び回り4月のオーガスタへ
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 事前情報(10日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
昨季の日本ツアー賞金ランク2位の谷原秀人は、「今は(世界ランク)50位以内を目指して頑張る気持ち」と、現在55位の世界ランクを3月27日までに50位以内に上げ「マスターズ」の出場権を獲得する熱い思いでハワイに乗り込んでいる。
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今年の今大会は、世界ランク5位のジョーダン・スピースが3年ぶり、6位の松山英樹が2年ぶりにエントリーしたほか、12位のジャスティン・トーマス、16位のジャスティン・ローズら上位選手が出場。世界ランクの付与ポイントもアップする見込みで、「チャンスだと思う」と気合い十分だ。
マスターズ前までの試合の出場もキーとなる。日本ツアーは、次週から始まるアジア2連戦「SMBCシンガポールオープン」、「レオパレス21ミャンマーオープン」のあと、4月の国内初戦「東建ホームメイトカップ」まで空くが、「試合に出ていないと(世界ランクが)どんどん落ちていくので、なるべく出てポイントを稼がないといけない」と、その間は海外ツアー出場を考えている。
ただ、現時点で出場が決まっている海外ツアーは、3月開催の「WGCメキシコ選手権」(3月2日~)のみ。3月13日までに世界ランク64位以内であれば、「WGCデルマッチプレー」(3月22日~)への出場も可能だ。そのほかにも、海外ツアーの推薦出場に向けて積極的に働きかけているという。候補に挙げるのは、いずれも欧州・アジア共催の「メイバンク選手権マレーシア」(2月9日~)と、所属するISPS主催の「ISPSハンダワールドスーパー6パース」(2月16日~)。「4月まではハードなスケジュールになる感覚。飛び回らないといけないですね」と、自身今年初戦を前に多忙なスケジュールを覚悟した。
「マスターズ」に出場した日本人選手は、2014年から3年連続で松山英樹1人だ。「その中に入れるように努力します」と、昨秋から口にし続けている。ハワイの地から、谷原のオーガスタに向けた挑戦が始まる。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)