帰って来た主役。タイガー・ウッズが魅せた（Stan Badz/PGA TOUR）

◇米国男子◇ヒーローワールドチャレンジ 3日目（3日）◇アルバニーGC（バハマ）◇7302yd（パー72）◇

タイガー・ウッズは、1年3カ月ぶりの復帰戦の最終日を10位で迎えることになった。3日目を7バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「70」でプレーして通算8アンダー。初日こそ「73」だったが、2日目は「65」で2日続けてのアンダーパーとなった。トップを独走する松山英樹とは11打差あるが、待ちわびたファンの声援を背に受けてウッズらしさを見せた。

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スタートから3ホール連続でバーディを獲ったウッズは、5番（180yd／パー3）のグリーン右手前のバンカーからの2打目で魅せる。強風でフラッグが大きく揺れる中で放ったボールは、ピン手前5mに落ちると2バウンドしてから緩やかなフックラインをコロコロとカップに向かう。ボールがカップに吸い込まれた瞬間、観客は総立ちで両手を挙げ喜び、ウッズは右手人差し指を天に突き上げた。

6番をボギーとしたが7番（340yd／パー4）では、グリーン手前のバンカーからの2打目を1mにつけるショットでバーディを奪った。スコアを落とした後半の内容にはPGA公式サイト上で「中盤からパットが悪くなって」と嘆いたが、多くのギャラリーを魅了しているのは確か。「復帰までは厳しい道のりだったけど、このレベルの争いに戻ってこられて嬉しい」と話した。