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首位疾走の松山英樹 2日間36ホールで圧巻19バーディ

◇世界ゴルフ選手権◇WGC HSBCチャンピオンズ 2日目(28日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7266yd(パー72)

きのうの雨にも負けず、きょうの風にも負けず、松山英樹が強豪の集う世界選手権(WGC)で最高のポジションを確保した。初日に6アンダー3位で滑り出した勢いを持続させ、9バーディ、2ボギーの「65」。通算13アンダーとして後続に3打差をつける単独首位に浮上した。

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霧雨が降り注いだ初日から一転、冷風で厳しい寒さとなったこの日、セーターを着込んでプレーした松山は手綱を緩めずスコアを伸ばし続けた。1番で1Wショットを左のラフに入れてボギー発進とした直後、2番(パー5)から2連続バーディで“倍返し”。3mを沈めた7番から再び2連続バーディを決めて9アンダーとして首位に並んだ。

折り返し直前の9番でグリーン手前からのアプローチを寄せきれずボギーをたたいたが、10番では左のセミラフから9Iでピンそば1mをとらえ、そこから3連続バーディの“3倍返し”。「セーターを着て1ラウンドやるのも久しぶり。距離と番手、この寒さを計算しなくちゃいけなかった。いろいろ考えることが多くて、計算が分からず“だいたい”で打ってますけど、うまく打てた」。最終18番(パー5)も1Wショットを左に曲げながら、3打目を9Iで放ち、奥からの下り傾斜を使ってピンそば1mにピタリ。2日間36ホールのラウンドで19個目のバーディを奪った。

2つのボギーの直後はいずれもバーディ。この2日間で6ボギーをたたき、バウンスバック(ボギー以上のスコアを記録した次のホールで、バーディ以下のスコアで上がること)は5回。この日、ティショットでフェアウェイをとらえたのはわずか5ホールだったが、今年9月の昨季プレーオフシリーズから復調傾向にあるパッティングが精神的にも支えになっている。「(パーが並んだ)15、16、17番は入らなかったけれど、悪いフィーリングじゃなかった。これが続くなら本当に自信を持って、次からの試合にも挑める」

アジア開催の米ツアーでは、試合中に禁止されている写真撮影を堂々と行うギャラリーも少なくない。松山もラウンド中にロープサイドに視線をやり、気にする素振りを見せるが「仕方ない。人が多いと、いろんな音も混ざってくる。どこのツアーでも(1日に)1回か、2回はある」と、ため息をつきながらプレーに集中した。

凍えるような寒さに包まれた夕刻になっても、普段通り練習場へ。「(パットが)これだけ入る人も珍しいと思う。それがこの2日間続いてくれた。あした、あさってと同じようなパットができれば優勝は近づく。グリーンに乗るまでに崩れないようにしたい」。日本勢初のWGC制覇の期待を十分に膨らませて、トーナメントを折り返した。(中国・上海/桂川洋一)

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