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松山英樹 1カ月半ぶりアンダーパー「全英へ晴れやか」

しぶといスコアメークの技がようやく戻った。そして、厳しい自己評価も――。オハイオ州のファイヤーストーンCCで行われた「WGCブリヂストン招待」。3日目までに通算12オーバーと苦しんだ松山英樹は4バーディ、1ボギーの「67」(パー70)で回り、通算9オーバーの42位タイでフィニッシュした。約1カ月半ぶりのアンダーパーをマークし、2週後のメジャー第3戦「全英オープン」につなげた。

優勝争いの“前座”ですらないような、静かな午前中のスタート。日本から参戦の松村道央との2サムで出た松山は、その雰囲気にも緊張感を存分に漂わせ、序盤2番(パー5)でグリーン右手前ラフからの第3打をピンそば1.5mにつけてバーディを先行。5番(パー3)のバンカーセーブ、9番のグリーン左ラフからのアプローチなど、要所のピンチに動じずスコアを落とすことなく折り返した。

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「10番のバーディパットが入ってくれたのが良かった」という後半の入り口で3m強のチャンスを生かすと、13番、16番(パー5)とバーディを重ねた。最終18番でフェアウェイからの2打目が左サイドの木に当たり「ウェッジであれだけ引っ掛けているようじゃ、話にならない」と締めくくりのボギーに不満顔だったが、5月「ザ・プレーヤーズ選手権」3日目(67)以来、9ラウンドぶりのアンダーパーにはひと安心。

「内容的には満足はしていないですし、全然ダメですけど、しばらくアンダーで回ってなかったんで、気持ちは楽になりましたね。予選落ちがないから、4日間回れてアンダーで終われたけれど、予選落ちがあれば、どうだったのかなあという感じもあります。まあ、全英に向けて気持ちが晴れやかになるかなと思う」と素直に言った。

「勝ちたいコースのひとつ」と毎年意気込んで臨む世界選手権の大会だったが、2日目のフィールドワーストスコア「79」が響き、早々に上位争いから脱落。それでも今大会で投入した新しい1Wを4日間使い続け「もうちょっと調整して、練習したらいい感じになりそう。きょうが一番良い感じだった」と評価した。

1週間のオフを挟んで、14日(木)開幕の「全英」(スコットランド・ロイヤルトゥルーンGC)に臨む。この日の「67」は、ひとまずメンタル面の良薬になりそうだが、過信にはつながらない。「リンクススタイルでプレーするのは1年ぶり。風対策もしなくちゃいけない。ここでやっていたゴルフとはまったく違う」。油断を自分に許さず、次のターゲットを見定めた。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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