キム・キョンテのプロフィール&実績
2016年 WGCブリヂストン招待
期間:06/30〜07/03 場所:ファイヤーストーンCC(オハイオ州)
キム・キョンテ “岩田寛ルート”で米ツアー再挑戦へ
「WGCブリヂストン招待」は30日(木)、オハイオ州のファイヤーストーンCCで開幕する。4年ぶり3回目の出場となるキム・キョンテ(韓国)は、米ツアー再挑戦をかけた戦いのひとつだ。
米ツアーでは「K.T.キム」と登録している昨季の日本ツアー賞金王。今年も既に3勝を挙げたが、2週前の「全米オープン」では無念の予選落ち。そのまま米国に残り、今回のコースには前週火曜日に入った。
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今大会は2011年に6位、12年に24位と相性もいい。「一番心配なのが、調子が良くないこと。ラフに入ると難しい。グリーンもどんどん速くなる。でも自分は試合の中で修正していくタイプ。気持ちは少し中途半端だけど、あしたから楽しみですね」とティオフを見据えた。
今週の世界選手権以降は「全英オープン」「全米プロゴルフ選手権」と、再びメジャー大会に出場する。この夏場の目標は好成績を残して、来季の米ツアー出場権を獲得することだ。
そのための一番のルートは、8月のレギュラーシーズン終了時点でのフェデックスカップランキング125位の選手以上のポイント(昨年実績は458pt)を積み上げる必要がある。キムは現時点で70pt(ツアーメンバーではないため正式なランキングには載らない)と厳しいが、昨シーズン、岩田寛が突破した全4試合の入れ替え戦「ウェブドットコムツアーファイナルズ」出場へは、同200位相当の選手を上回ればいい(昨季実績では103pt)。
入れ替え戦出場のボーダーラインをクリアした際には「もちろん出ます」と明言。「全米オープンで予選通過さえすれば(ポイント獲得で)安心して今週も出られたんですけどね。でも、ポイントばかりをすごく気にしてダメにした経験もある。あまり考えないようにしています」と静かに意気込んでいる。今週も“世界のK.T.”への足がかりにしたい。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)