デイ、ファウラーが出場 岩田寛は復調なるか
2016年 チューリッヒクラシック
期間:04/28〜05/01 場所:TPCルイジアナ(ルイジアナ州)
岩田寛のお悩みモードは続く「どうやったら切り替えられるか」
岩田寛は今週もまた“お悩みモード”だ。米国南東部TPCルイジアナで28日に開幕する「チューリッヒクラシック」。大会初出場の岩田は直近2試合でMDF(最終ラウンドの出場人数制限)、予選落ちを喫しており、挽回が必要となっている。
「結果にこだわらない」をテーマにしていた前週の「バレロテキサスオープン」のテーマは、第2ラウンドで予選カットライン近くでの戦いを強いられ、結局は結果にこだわらざるを得ないゲームになった。24日にルイジアナ州に移動し、翌日から2日間、練習ラウンドを行い「コースがどうとか、まだそういう段階じゃない」とうつむいた。
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2005年のハリケーン・カトリーナで大きな被害を受けた当コースは、ミシシッピ川と多くの湖に囲まれた湿地帯にある。高低差がほとんどないフラットな作りにも「カンケーなし。ぼくの(精神面の)アップ&ダウンがすごい」とポツリ。隣を歩く新岡隆三郎キャディの「コメントが冴えている」という鋭いツッコミも黙殺し「なんだろうな。(ラウンド中の)気持ちの波が、また昔みたいに大きくなってきちゃったから…」とこぼした。
「何をやっても調子が良くならない」とショットへの不安は抱えたまま。開幕前日27日の練習でも、ドライビングレンジにため息が響き渡るようだった。それでも、プレー中の一番の問題点は精神面にあると分かっている。
今週もテーマは「切り替えること」。岩田にとっては、口で言うほど易しいものではない。「いまはまだその段階にいけない。技術的な問題じゃなく、どうやったら切り替えられるのか、打つ前の心構えなのか、何なのか。いまはそれを考え中」。初日のティオフ時刻は午前9時。2日目の午後2時は全体最後の組となる。変わらぬタフな戦況で、リズムを好転させたい。(ルイジアナ州エイボンデール/桂川洋一)