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中盤のピンチを乗り越え…岩田寛は3打差5位へ浮上

米国男子下部ツアーのファイナルシリーズ最終戦「ウェブドットコムツアー選手権」は2日、2日目の競技を行った。岩田寛は4バーディ、1ボギーの「67」(パー70)とスコアを伸ばし、通算7アンダーでホールアウト。首位と3打差5位の好位置で決勝ラウンド進出を決めた。

“3アンダー”が“3オーバー”になっていてもおかしくない、紙一重のラウンドだったとも言える。

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ピンチは中盤に訪れた。1Wを左に曲げた8番では、ラテラルウォーターハザード内で紛失しそうになった球をなんとか見つけ、茂みからフェアウェイに戻した3打目をピン手前5mにつけてパーセーブ。続く9番はアプローチを寄せきれずにボギーとし、10番は再び1Wを左に曲げたが、OBまで1mのラフで止まってパーをセーブ。11番(パー3)もグリーン左手前のラフから、谷を越えるアプローチを1mに寄せてパーを拾った。

前半に2バーディ。ピンチの連続を1オーバーで切り抜けた終盤に、16番(パー5)では残り117ydをSWで50cm、続く17番は190ydを7Iで2.5mにつけて連続バーディ。前後半2つずつのバーディを奪って、ボギーは1つに抑えきった。

「あのティショットであのスコアだったので、そこは良かったけど…」と中盤の粘りは評価しつつ「でも、ちょっとティショットが…」と、ショットの不安が喜びを上回った。ホールアウト時点では、首位に2打差の2位だったが「まだ2日目だし、(午後スタートで)回っていない人もいる」と、テンションは上がってこない。

初日のラウンド終了後には、米ツアーで初めてのドーピング検査を求められた。「怪しいことはやってないんで、全然大丈夫」と応じたが、これもこれから挑もうとする米ツアーの洗礼の1つ。あと2日、PGAツアーメンバーへの階段を、一段ずつ上っていく。(フロリダ州ジャクソンビル/今岡涼太)

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