5年ぶり通算80勝 タイガー・ウッズ“復活”への軌跡
ウッズ、キャリア最悪の「85」 過去5勝のコースが屈辱の場に…
オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで開催中の米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」3日目。タイガー・ウッズがプロキャリアでのワーストスコアとなる「85」をたたいて、通算12オーバーでホールアウトした。順位は決勝ラウンドに進んだ選手のうち、最下位の71位。しかも70位の選手とは6打離れている。
1999年からの3連覇を含め、この大会で過去5勝を挙げているウッズ。知り尽くしているはずの“ジャック・ニクラスの庭”は、屈辱の場所になった。
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前半4番から2連続ボギーをたたくと、8番(パー3)で左サイドからのバンカーショットを“ホームラン”させて反対側のバンカーに入れ、3オン2パットのダブルボギー。9番ではピンまで残り144ydの2打目をグリーン手前の小川に入れて、再びダブルボギーを喫し、アウトの9ホールを「42」とした。
苦悩は続き、11番で右ラフからフェアウェイに刻むはずの2打目を、クリークに入れるなど、その後もボギーを連発した。
最終18番は悲惨としか言いようがない。
フェアウェイウッドでのティショットを左のクリークに打ち込むと、3打目でグリーン手前へ。打ち上げのアプローチとなった4打目は、ウェッジでダフり、ボールが傾斜で花道に戻った。さらに5打目のロブショットをバンカーに入れ、ギャラリーを静まり返らせた。結局、6オン2パットの「8」でフィニッシュし、後半は「43」だった。
1バーディ、6ボギー、2ダブルボギー、1ダブルパー。
今年2月「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」で記録したプロキャリア最悪の「82」も更新。ホールアウト後は無言でコースを去った。(オハイオ州ダブリン/桂川洋一)
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