松山英樹、3打差5位で決勝Rへ リングマースが首位
2015年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:06/04〜06/07 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)
石川遼は予選落ち アイアンの距離感合わず…次は全米OP予選
オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで行われている米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」2日目。3オーバーの102位から出た石川遼は4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの「73」とスコアを落とし、通算4オーバーで予選落ちした。
序盤12番(パー3)でバーディを先行させながら、石川はわずかな距離感の狂いを感じ取っていた。「アイアンショットでボールが飛び過ぎている」。その不安が的中したのがティショットを右ラフに曲げた17番。2打目でフェアウェイに出し、残り123ydの第3打をグリーン奥に外した。
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「3打目勝負になったが、良い当たりで、ボールがピンに重なったのがオーバーした。自分が思うよりもクラブが走っていた」。続く4打目のロブショットはグリーンに乗っただけ。4オン2パットのダブルボギーで、決勝ラウンドへの巻き返しの勢いをそがれた。
終盤8番では第1打を大きく右に曲げてボギー。「番手を信用できず悪いスイングになった」という。最終9番で残り120ydの2打目を、普段よりも距離が出ると読んでSWを握り、ピンそば1mにつけてバーディで締めくくったが、適応が遅すぎた。
週末を挟んで、8日(月)は「全米オープン」の出場権をかけた予選会に出場する。今大会の会場近郊の異なる2つのコースを、1日で回る36ホールのストロークプレー。「(周囲も)すごいビッグスコアが出るとは想定していないが、序盤からディフェンシブに行くのは怖い。目の前の一打をやっていくだけ。体力的にも勝負だと思う」とタフな戦いを覚悟。頭を切り替えて、メジャー切符取りへ挑む。(オハイオ州ダブリン/桂川洋一)