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伸ばしきれない石川遼「判断ミスは減ってきた」

最低限のプレーは続けた。カリフォルニア州で開催中の米国男子ツアー「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」。全選手が3日間で異なる3コースをプレーする予選ラウンド2日目、石川遼はラ・キンタCCで5バーディ、2ボギーの「69」とスコアを伸ばしきれず、通算4アンダーの75位タイとなった。

「ショットの内容は5オーバーくらい」。言葉には安堵感と悔しさが入り混じる。オフに積み重ねてきた練習の成果をなかなかゲームで表現できない。2015年の初戦、まだ2ラウンドを終えただけ…。ラウンド直後の石川は、及第点のラインを何度も頭の中で模索しているようだった。

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初日89位タイの出遅れを取り戻すべくスタートしたが、この日も出だしから慌ただしい展開となった。スタートの10番でミスショットが相次ぎボギーで発進すると、続く11番(パー5)では右ラフから4Wで2オンに成功した後、20mのイーグルパットを5mもショート。なんとか次をねじ込みバーディを奪い返したが、勢いには乗れず、12番(パー3)、14番、15番(パー3)と、1パットパーを拾い続けた。

パー3を除く14ホール中、8ホールでフェアウェイをキープ。ただ、1Wを持った6ホールに関しては、中盤17番だけだった。そのホールも、セカンドショットでグリーンの左奥に外すなど、ちぐはぐな試合運び。昨年、1Wを持った後半2番は「大事に、ケガを最小限に抑えることを考えた」と4Wに作戦変更して、難所を乗り切った。「最後まであまり納得いくショットが打てなかった。この内容でよく3アンダーで回れたなという感じだった」

決勝ラウンド進出をかけて戦う3日目への好材料といえば、前日に課題に挙げた“試合勘”がわずかでも戻ったこと。後半5番(パー5)は第1打を左サイドの深いフェアウェイバンカーに突っ込んだが、2打目で安全策を取った。「流れが良くないところで、アゴにあたったりするのが、一番やってはいけないこと。丁寧に手前からダフらせた」と、ピンまで190ydを残す地点にレイアップ。続く7Iでの3打目がこの日唯一と言っていい会心のショットで、ピン奥1mにピタリとつき、バーディを奪った。

「判断ミスは減ってきている感じ。冷静にゲームを作れた。状態が良くなくても、順位を落とさないことはPGAツアーでは必要なこと」

予選最終日はPGAウエスト・ニクラスコースでプレーする。「フェアウェイが広くて、グリーンがトリッキー。グリーン周りも難しいが、イメージが出やすいコース」。多くの罠をかいくぐることができれば、ビッグスコアが期待できる18ホールだ。(カリフォルニア州ラ・キンタ/桂川洋一)

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2015年 ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション



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