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ジミー・ウォーカーが4勝目 キャリア全盛期へ

ジミー・ウォーカーには聞こえていた。

「ソニーオープンinハワイ」最終日の18番グリーンに上がったとき、すでに2位とは8打差がついていた。あとは90cmのバーディパットを沈めるだけだ。

「もうすぐだぞ。もうすぐ終わるから」。グリーン脇から聞こえてくる泣き声の主――自分の息子――に、心の中で語りかけた。

通算23アンダーはトーナメントレコードに1打及ばなかったものの、9打差での優勝は大会史上最多ストローク差を更新した(これまでは1998年と2000年の7打差)。決勝ラウンド2日間での15アンダー、125ストロークは大会新記録で、米ツアー3大会連続のトップ10入りは自身初のことでもある。

序盤こそ、2打差で追うマット・クーチャーとのデッドヒートの様相だったが、7番(パー3)で2m強のパーパットをしぶとく沈め、続く8番は「左から右のタフな風だったけど、2ヤードくらいカットするナイスドライブ」。グリーン奥に切られたピンにも、PWで90cmにぴたりとつけ、このホールをボギーとしたクーチャーとの差は一気に4打に広がった。続く9番でもバーディを奪い、突き放した。

初優勝までに188試合を要したが、その後の31試合で3勝を挙げ、ツアー通算4勝目。大会連覇も初めて成し遂げた。この優勝で、昨シーズンの序盤戦を再現するかのように、フェデックスカップランキング1位に浮上。いまや、世界トップの数人というところまで上り詰めた。

「これまでのハードワークが実を結んだと感じている。ハードに、時間を掛けてきた。周りにいる人たちにも恵まれているし、それが大きな違いを生んでいると思う。彼らは、自分が今以上良くなれると信じることを助けてくれるんだ」

2日前に36歳になったばかりのウォーカーが、自身のキャリアの全盛期を迎えつつある。(ハワイ州ホノルル/今岡涼太)

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