松山とともに最終組のジミー・ウォーカー「英樹は…」
2015/01/12 12:41
これまでの「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」で、3日目を終えて首位に立った選手の勝率は76.6%(30回中23回)を記録する。通算17アンダーで首位に並ぶ松山英樹とジミー・ウォーカーが、今年はその“絶好の位置”から最終日を戦うことになる。
ちなみに、上位6人の中で唯一の30代がウォーカー(35歳)だ。その他は以下のように、首位タイ:松山(22歳)、3位タイ:パトリック・リード(24歳)、ベ・サンムン(28歳)、5位タイ:ラッセル・ヘンリー(25歳)、ブレンドン・トッド(29歳)と、日本ツアーの現状から考えると、実に羨ましい限りの生きの良い若手選手の争いとなっている。
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明日、最終組を回るウォーカーは過去3勝を挙げているが、実は3日目を終えて首位に立つのはこれがキャリア2度目で松山と同じ。前回は昨年の「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」で、その際は優勝をもぎ取っている。
この日、首位タイに立ち記者会見に呼ばれた松山に対し、外国人記者たちはなんとかエピソードを引き出そうとして頑張っていた。「ゴルフをしないとしたらどんな1日の過ごし方が最高?」「マウイっぽいことはなにかやっている?」
だが、「ゴルフをしない日が少ないので、よく分からない」「泳げないのでやっていない」と、率直だが膨らませようのない返答が返ってくるだけ。それに窮したのか、ウォーカーに対し、「英樹の良い話を教えてくれ」と聞いた記者がいた。
昨年の「ヒーロー ワールドチャレンジ」でも同組で回り、本人曰く「過去2回一緒に回ったことがある」というウォーカーと松山。
「彼はナイスガイだ。彼は…分かるだろう、少し言葉の壁があるけど良いやつで、そうそう彼のキャディもとっても良いやつだ。彼ら2人はいつも楽しそうで、笑い合っていて、楽しんでいるように見える。彼は良いプレーヤーだ。ショットもいい…」。
ウォーカーの苦しむ顔が目に浮かぶが――。明日、最終組での優勝争いで、お互いをより一層分かり合えることだろう。(ハワイ州カパルア/今岡涼太)