松山英樹&石川遼が参戦 マレーシアで米亜共催試合
2014年 CIMBクラシック
期間:10/30〜11/02 場所:クアラルンプールG&CC(マレーシア)
今週は足元に注目 石川遼は新スパイクでマレーシア初登場
米国男子ツアーの2014-15年シーズンは開幕3戦を米国本土で終え、2試合のアジアシリーズに突入する。開幕直後とあって、多くの選手たちがニューモデルのクラブを実戦投入するなどしているが、石川遼は30日(木)に始まる「CIMBクラシック」で、新しいスパイクをテストする。
これまでのキャリアでは、皮製のソールやアッパーが用いられたクラシカルなタイプを好んでいた石川だが、今週選んだのはキャロウェイの軽量化されたソフトスパイク。近年患っている腰への負担を軽減するためで「腰痛は足首からも来るところがある。すごく軽くなったし、軟らかい。今までは軟らかいものだと、ホールド感に不安があったが、スイングしていて問題ない」と効果を実感している。
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石川が靴(ゴルフシューズ)に求めるのは「足から伝わってくる感覚」だという。「(ルールで)手で地面の軟らかさは調べちゃいけない。足から伝わってくる情報しかないんですよ」
フェアウェイやグリーン、バンカーの軟らかさや傾斜は、ショット選択の際の重要な判断材料。軽量化に好感を持ったのと同様、慣れ親しんでいたクラシックタイプに近い感覚を得られると確信したことで「足の裏のフィーリングを大事にして作っていただいた。あとはいざという時、試合になった時にしかわからないところがある。初日にまず、やってみて」と、トーナメントでの投入に至った。
開幕前日の午後に出場したプロアマ戦は、雷雲接近により2ホールをプレーしたところで、そのまま中止となった。
初めて訪れたマレーシアで、コースチェック十分とはいかなかったが「しっかり部屋でできることを調整して備える。シャドウスイングをしたり、パターも。きょうも朝に1時間半、練習してコースに出た。あとはコースのイメージトレーニングが必要」と、足の裏まで神経を研ぎ澄ませて4日間を戦い抜く。(マレーシア・クアラルンプール/桂川洋一)