松山英樹が3打差7位に浮上! 石川遼は47位で決勝へ
2014年 フライズドットコムオープン
期間:10/09〜10/12 場所:シルバラードリゾートアンドスパ(ノースコース)(カリフォルニア州)
新生・松山英樹 新シーズンに早くも優勝戦線へ
2014/10/11 12:30
完璧なゴルフではなかったことが、逆にこの日の「67」を際立たせた。カリフォルニア州にあるシルバラードリゾートアンドスパ(ノースコース)で行われている米国男子ツアーの14-15年シーズン開幕戦「フライズドットコムオープン」の2日目、松山英樹は5バーディ、ノーボギーで通算7アンダーへとスコアを伸ばし、首位と3打差7位に浮上した。
3週間の休み中、理想のスイングを目指してアドレスを微調整したという松山だが、それにともないスイングイメージが変わったことに戸惑っていた。「でも、一昨日くらいから振り方も変えてみたら良い感じで振れた。簡単にいうと、横振りから縦振りにした感じ」。
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その気付きは大きかった。「この2日間の感じからすると、自分が良いと思ってやってきたのが、良くなかったのかなと思う。それに気づけたことが良かった」
ティショットは2回セミラフに行っただけで、残りはすべてフェアウェイをキープ。571ヤードの16番(パー5)では、1W、3Wで2オンに成功するなどウッドのショット出来は文句なし。アイアンのミスで招いたピンチも、2mほどのパーパットを12番から3連続でカップに沈めるなどショートゲームで踏みとどまった。新アイアンは「試合でやっていけば慣れていく感じ」と、まだ2日だけの実戦と割り切っている。
首位と3打差で迎える決勝ラウンドは、好感触を確信に変える絶好の場だ。「クラブを替えて1週間だし、スイングを変えて1週間も経っていない。そんな状況で、たった2日で自分の半信半疑が一気に減ることはない。優勝争いして良いプレーできるのが一番いい。これが3、4、5試合と続くなら、自分の自信になっていく」
新シーズンを迎えた米ツアー。新生・松山もまだその歩みを始めたばかりだ。(カリフォルニア州ナパ/今岡涼太)