松山英樹 最終決戦の地は「日本ぽい」
2014/09/11 06:57
米国男子ツアーのフェデックスカッププレーオフ最終戦「ザ・ツアー選手権byコカ・コーラ」は11日(木)、ジョージア州のイーストレイクGCで開幕する。松山英樹は開幕前日にコースをチェックし、最終調整を終えた。
プロアマ戦が行われないこの大会では、選手たちとスポンサーとの触れ合いの場は、コースでの朝食会など多岐にわたる。松山は午前中のレッスン会の担当に振り分けられ、パッティンググリーンでアマチュアに直接指導。コース入りした前日9日(火)は練習場での打ち込みにとどまったため、その後の18ホールの練習ラウンドが、初のプレーとなった。
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7307ヤード、パー70。両サイドに背の高い木々がそびえるパークスタイルのコースについて「日本ぽい感じですね」というのが松山の印象。「久しぶりの芝の感触。すごく懐かしい感じでフェアウェイから打っていた。ラフ、グリーンはバミューダだけど、今までやってきたバミューダと変わらない。きょうは気にせずにプレーできたかなと思います」。
シーズンの締めくくりとなるフィニッシングホールは日本ツアーの最終戦「日本シリーズJTカップ」と同じパー3となる。ショットは依然本調子ではなく「懐かしい感じで、調子が良くなるかもしれないですね。もしかしたら」と笑顔で期待した。
日本勢の最終戦出場は2008年の今田竜二以来(プレーオフ制度施行前に丸山茂樹も出場経験がある)。今田はランキング20位でシーズンを終了し、フェデックスカップのボーナスを除く賞金も302万9363ドルを稼ぎ出した。現在の松山は28位で、268万7477ドル。4位以上の成績を残せば、どちらも上回る可能性がある。
それでも見据えるのは2勝目と、翌シーズン以降への戦い。「明日になったらまた雰囲気がガラッと変わる。その中でもいいプレーをしたいと思う」と静かに意気込んだ。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)