ゴルフに必要なのは才能?努力? マキロイの考えは
2014年 ドイツバンク選手権
期間:08/29〜09/01 場所:TPCボストン(マサチューセッツ州)
7バーディで3位浮上 マキロイ「これは僕の仕事」
マサチューセッツ州のTPCボストンで開催中の米国男子ツアー「ドイツバンク選手権」3日目。ロリー・マキロイ(北アイルランド)が7バーディ、ノーボギーの「64」(パー71)をマークし、通算10アンダーの3位タイに浮上した。
初日を終えた段階では26位、2日目に17位。そして金曜日スタートのため、日曜日に迎えたムービングデーに一気に理想のポジションを奪った。同組で回ったクリス・カークとともにバーディラッシュを展開し「前半はいいスタートを切ったクリスについていこうと思った」とアウトで3バーディ。
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後半に入って勢いは加速し、ともにフォローの風が吹く13番、15番はセカンドショットをウェッジでピンに絡めてバーディ。16番(パー3)では左からの風、グリーンは右から左に下る傾斜という複雑な状況を計算しながら、ティショットをピンそば30センチにつけてバーディを奪うなど、実力を見せつけた。
夏場のビッグトーナメント3連勝を経て、米国でも歓声は大きくなる一方。もはやどこへ行ってもアウエーの空気はない。「最高だね。特にボストンには大きなアイルランドのコミュニティもあるから、サポートもあるし、声援を受けるのはうれしい」
同大会は2年前に優勝。熟知したコース、そして緊張感が高まるポジションでのスタートにも「緊張はしないよ。これは僕の仕事だし、いいスコアを出すだけ」と淡々。「エキサイトし過ぎることもない。以前にもいいプレーができたからね。明日、勝ちたいだけの準備をするだけだよ。こう考えるのは簡単だとは言わないけれど、やるべきことをこなすだけだ」
2打差で単独首位に立つラッセル・ヘンリーは同じ1989年生まれ。3月「ザ・ホンダクラシック」では最終日に追いつかれ、プレーオフで敗れた相手だ。(マサチューセッツ州ノートン/桂川洋一)