同組選手の治療で30分待ちも…遼「マスターズ」は風前の灯火に
2014年 シェル ヒューストンオープン
期間:04/03〜04/06 場所:ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン(テキサス州)
中断しての治療に、石川遼は「珍しい」 ハリントンは「よくあること」
「シェル ヒューストンオープン」2日目、石川遼と同組で回るパドレイグ・ハリントン(アイルランド)が、握ったドライバーから手を離し、グローブを外し、手の指を伸ばし始めたのは残り4ホールとなった15番(パー5)でのこと。
後続組をパスさせ、トレーナーの治療を受けるために30分近くその場に留まった。石川は「珍しい状況」と戸惑ったが、一方のハリントンは「ヨーロッパではよくあること。一年近く首を痛めていたときは、常連だったよ」とこともなげに振り返った。
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ハリントンの説明によると、痛みは無かったものの、「バックスイングをしようとすると、中指にまったく力が入らなくなった」という。その後の4ホールは「その指で握ることもしなかった」という状況で回り、2ボギー1トリプルボギーを叩いて、2日間で大会を去ることになった。
「今になって、バックスイングでどこに力を入れていたか分かったよ」というハリントンだが、“そこはちょうど力を入れる箇所なのか?”という記者の質問に「そのことは考えたくない。我々がやってはいけないことの1つは、グリッププレッシャーを意識することだから」と、明言することをためらっていた。(テキサス州ヒューストン/今岡涼太)
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